井上書院とは? わかりやすく解説

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井上書院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/28 13:51 UTC 版)

井上書院
種類 株式会社
本社所在地 日本
113-0034
東京都文京区湯島2-17-15 斎藤ビル4F
設立 1954年
業種 情報・通信業
法人番号 7010001010726
事業内容 図書出版業
代表者 石川泰章
資本金 4600万円
従業員数 7名
外部リンク https://www.inoueshoin.co.jp/
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井上書院(いのうえしょいん)は、日本の出版社である。建築書を主に出版する。

歴史

彰国社が出版していた『建築文化』の編集長を務めた井上精二により1954年に創業[1][2]。建築実務に関する書籍を主に手掛けた。1988年、創業35周年の記念事業として江戸期の棟梁・平政隆の著した建築書である『愚子見記』を刊行した[3]。同書は木割書としてのみならず当時の建築全書的な側面を有しており、内藤昌いわく以前より「幻の名著」として知られていた。同著の刊行について、太田博太郎は「びっくりした」、内藤は「井上書院の壮図に感激した」と語っている[4]

また、同社より刊行された大野隆造『人間工学−安全で心地よい環境をつくる』は2016年日本建築学会賞著作賞を受賞している[5]

出典

  1. ^ 宮内嘉久『建築・都市論異見 : ジャーナリズムの周縁から』田畑書店、1984年、204-207頁。doi:10.11501/12421069 
  2. ^ 『日販20年のあゆみ』日本出版販売、1969年、104頁。doi:10.11501/12274231 
  3. ^ 株式会社 井上書院 | 自然科学書協会”. www.nspa.or.jp (2022年4月27日). 2023年10月16日閲覧。
  4. ^ 「てい談 法隆寺蔵本『愚子見記』完全復刻をめぐって」『新刊展望』第32巻第8号、1988年、8-19頁。 
  5. ^ 東京藝術大学美術学部建築科|大学院美術研究科建築専攻 Tokyo University of the Arts Faculty of Fine Arts / Graduate School of Fine Arts Department of Architecture”. arch.geidai.ac.jp. 2023年10月16日閲覧。



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