三ツ打ちとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 三ツ打ちの意味・解説 

三ツ打ち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/18 05:33 UTC 版)

三ツ打ち・三つ打ち(みつうち)とは、主に福井県嶺北地方で盛んな和太鼓の「地打ち」の一つ。

概要

使用する太鼓は「長胴太鼓」「桶胴太鼓」。福井県が発祥の地とされている[1][2]。「三ツ打ち」は福井県嶺北地方で永く育まれ、福井県の郷土芸能団体「福井豊年太鼓みどり会」が石川県の太鼓奏者と共に結成した「加賀白山太鼓」を通じて昭和30年代末に石川県へ広がったのを始め、幾人もの福井県の太鼓名手等による指導によって、全国へと広められていった。この「三ツ打ち」は、現代では関東地方の一部では「ひづめ」という呼び名で親しまれている。

奏法

  • 奏法は左右二本の(ばち)を使った伴奏的な存在である。このリズムをあえて書き言葉(聞こえ言葉)にすると、長胴太鼓の場合は「トコトン、トコトン、トコトン…(以降同じ)」または、「トントコ、トントコ、トントコ…(以降同じ)」となる。また桶胴太鼓の場合は使う桴の種類にもよるが「ダカダン、ダカダン、ダカダン…(以降同じ)」または、「ダンダカ、ダンダカ、ダンダカ…(以降同じ)」と聞こえる場合もある。

出典

  1. ^ 『世界を変える日本人』2010年2月19日・テレビ東京番組内にて放映
  2. ^ 社団法人石川県太鼓連盟 - 公式HP内コンテンツ「石川の太鼓チーム突撃取材・第5回若原明神太鼓(白山市)」記事内

関連項目

  • 一本打ち - 「地打ち」の一種
  • 野良打ち - 主に福井県嶺北地方で用いられている独特の太鼓奏法の「呼び名」
  • 高山正行 - 日本最初のプロ和太鼓奏者・「福井みどり会」出身で「加賀白山太鼓」結成メンバー。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「三ツ打ち」の関連用語

三ツ打ちのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



三ツ打ちのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの三ツ打ち (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS