ヴィルヘルム2世ランド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/02 05:43 UTC 版)

ヴィルヘルム2世ランド(Kaiser Wilhelm II Land、ヴィルヘルム2せいランド)は、南極大陸の地域で、東経87度43分にあるペンク岬と東経91度54分にあるフィルヒナー岬の間の海岸とその内陸である。西側ではプリンセス・エリザベス・ランドに接し、東側ではクイーンメリーランドに接する。この地域はオーストラリアがオーストラリア南極領土として領有権を主張しているが、他の南極における領有権主張と同様に、この主張は国際的には承認されていない。
探検
この地域は1902年2月22日、ドイツの探検家で地質学者のエーリッヒ・フォン・ドリガルスキーが率いたガウス探検(1901年 - 1903年)中に発見された。ドリガルスキーはこの地を、この探検に対し120万金マルクを出資したドイツ皇帝のヴィルヘルム2世にちなみ、ヴィルヘルム2世ランドと命名した[1]。この探検ではヴィルヘルム2世ランドにある標高370メートルの死火山、ガウスベルク山も発見した。この山の名前はドイツの数学者・物理学者であるカール・フリードリヒ・ガウスにちなんで命名された。
脚注
- ^ "Wilhelm II Coast". Geographic Names Information System. U.S. Geological Survey. 2013年4月12日閲覧。
この記事にはアメリカ合衆国政府の著作物であるアメリカ地質調査所が作成した次の文書本文を含む。
"Wilhelm II Coast". Cite webテンプレートでは
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引数が必須です。 (説明) (Geographic Names Information Systemより) 座標: 南緯67度0分 東経90度0分 / 南緯67.000度 東経90.000度
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