ワット・プラタートチョーヘーとは? わかりやすく解説

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ワット・プラタートチョーヘー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/20 14:02 UTC 版)

วัดพระธาตุช่อแฮ
プラタート・チョーヘー
所在地 プレー県
プレー市
格付け 第3級サーマン
宗旨 マハーニカーイ
備考 寅年生まれ巡礼寺院

ワット・プラタートチョーヘーは、タイ王国プレー県プレー市にある仏舎利を祭る仏教寺院である。王室寺院としては最下級の第3級サーマンである。

歴史

国立図書館に所蔵されているスコータイ王朝に関する古文書などによると、1336年から1339年ごろ、当時プレーはスコータイ王朝の覇権下にあったが[1]、当時、未だスコータイの副王であったリタイが建立したものとされている。

リタイはこのとき仏塔を建て、そこに仏舎利を埋め込み、7日7晩にわたる儀式を行ったとされている。その後、この仏塔はプラタート・チョーヘー(プレーの花輪の仏舎利・仏塔)と呼ばれるようになり、寺院もこれにワット(寺)を冠して呼ばれるようになった。

1924年、シーウィチャイ僧によって修復された。

主な施設・建造物

プラタート・チョーヘーは、高さは33メートルあり幅が10メートルある。なお、この仏塔はプレー県章に採用されており、県のスローガンや、市のスローガンにもその名が入っている。

本堂

神仏や森林の動物を描いた壁画がある。

ルワンポー・チョーヘー

本尊である。高さ4.5メートル、幅3.8メートルのチエンセーン様式の仏像で、900年以上の歴史があるともいわれている。

タンチャイ仏

1922年にシャン族のグループによって寄進された仏像。高さ1.2メートル、幅0.8メートルの禅定仏である。

シーウィチャイの遺骨

ワット・プラタートチョーヘーは、シーウィチャイ僧の遺骨が収められた寺院の1つである。

プラタート・プラチャムピークート

プラタート・チョーヘーは、プラタート・プラチャムピークートの1つで、寅年生まれの人が巡礼すべき仏塔とされている。巡礼の際は以下の経文を唱えることが推奨される。

โกเสยัง ธะชัคคะ ปัพพะเต พุทธะธาตุ ปะติฏฐิตัง ปะสันเนนะ อะหังวันทามิ สัพพะทา อะหังวันทามิ ธาตุโย อะหังวันทามิ สัพพะโส
コーセーヤン・タチャッカ・パッパテー・プッタタートゥ・パティッティタン・パサンネーナ・アハンワンターミ・サッパターアハンワンターミ・タートゥヨー・アハンワンターミ・サッパソー

脚注

  1. ^ Ongsakul, Sarasawat, History of Lan Na, trans. Chitraporn Tanratanakul, Chian Mai: Silkworm Books, Thai text 2001, English text 2005, p.48 ISBN 9749575849

参考文献

外部リンク

座標: 北緯18度05分10.6秒 東経100度12分14.9秒 / 北緯18.086278度 東経100.204139度 / 18.086278; 100.204139




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