ルーレット選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 02:19 UTC 版)
「遺伝的アルゴリズム」の記事における「ルーレット選択」の解説
ルーレット選択は個体 i を選ぶ確率を pi と置いたとき、 p i = f i ∑ k = 1 N f k {\displaystyle p_{i}={\frac {f_{i}}{\sum _{k=1}^{N}f_{k}}}} とする選択方式である。上記の式の fi は個体 i の適応度を表す。この方式はホランドが最初に提案したときに使われた選択方式であり、最も有名な選択方式であるが適応度が負の数を取らないことが前提になっている。また適応度が高いことが前提になっているため最小値を求める問題では使いづらい。さらに、もし個体間の適応度の格差が激しい場合は適応度の高い個体の選ばれる確率が非常に高くなり、初期収束(後述)の原因にもなる。このため、実際には適応度をスケーリングした値を使用することが多い。
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