リンク・セオリー・ジャパンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > リンク・セオリー・ジャパンの意味・解説 

リンク・セオリー・ジャパン

(リンク・インターナショナル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/22 08:59 UTC 版)

株式会社リンク・セオリー・ジャパンは、日本でアパレルブランド「セオリー」を展開する企業である。旧商号は「株式会社リンク・インターナショナル」。株式会社ファーストリテイリング完全子会社で、ファーストリテイリンググループに属する。

1997年アメリカで設立された「セオリー」ブランドの衣料品を、リンク・インターナショナル(初代)が1998年から輸入開始。2000年には、米・セオリー社とライセンス契約を締結した。

2003年9月、ファーストリテイリングと共同でセオリーブランドを買収。セオリー社を傘下に収めると共に、日本国内事業は新会社「株式会社リンク・インターナショナル(2代目、現リンク・セオリー・ジャパン)」に移管。リンク・インターナショナル(初代)は「株式会社リンク・ホールディングス」として持株会社化した。

親会社のリンク・ホールディングスは2005年2月1日に「株式会社リンク・セオリー・ホールディングス」に社名変更、同年6月9日に東証マザーズ上場したが、2009年7月にファーストリテイリングが完全子会社化し上場廃止となった。そして翌2010年2月18日、ファーストリテイリングがセオリー事業再編を発表。同年6月1日付で、リンク・インターナショナル(2代目)がリンク・セオリー・ホールディングスと店舗運営会社の株式会社リンク・セールスコーポレーションの2社を吸収合併、株式会社リンク・セオリー・ジャパンに社名変更した。

セオリーの買収スキーム

  • 株式会社ファーストリテイリング(44.5%)、(初代)株式会社リンク・インターナショナル(44.5%)、アンドリュー・ローゼン(セオリー代表)(11%)の三者の共同出資で、L&F Holdingsを設立。L&F HoldingsがTheory LLCの株式をすべて取得。
  • リンク・インターナショナル(初代)が第三者割当増資を実施し、ファーストリテイリングがリンク・インターナショナル(初代)の株式47.1%を取得、事実上傘下に収める。同時に、株式会社ファーストリテイリングが保有しているL&F Holdingsの株式をすべてリンク・インターナショナル(初代)に譲渡。リンク・インターナショナル(初代)が保有するL&F Holdings株式は89%となる。
  • L&F Holdingsが、Theory Holdings Inc.に社名変更。
  • リンク・インターナショナル(初代)は「株式会社リンク・ホールディングス」に社名変更するとともに、新たに「株式会社リンク・インターナショナル(2代目)」を設立、持株会社になる。

ファーストリテイリングが共同買収という形をとったのは、仮にファーストリテイリングが単独で買収提案した場合、同社が主に展開するユニクロが持つ"低価格"というイメージが、セオリーのブランドイメージに悪影響を与えることを懸念したためであった。

その後も東証マザーズ上場など長らく独立性に配慮していたが、ファーストリテイリングは2009年7月にリンク・セオリー・ホールディングスを完全子会社化。翌2010年6月に事業再編を完了し、名実共にファーストリテイリングの一ブランドとなった。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「リンク・セオリー・ジャパン」の関連用語

リンク・セオリー・ジャパンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



リンク・セオリー・ジャパンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのリンク・セオリー・ジャパン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS