リトルハンプトンとは? わかりやすく解説

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リトルハンプトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/05 18:21 UTC 版)

リトルハンプトン

リトルハンプトン・ハーバー
リトルハンプトン
ウェスト・サセックスにおけるリトルハンプトンの位置
面積 10.06 km2 (3.88 sq mi[1]
人口 27,795人 (Civil Parish.2011)[2]
人口密度 2,763/km2 (7,160/sq mi)
英式座標
TQ029020
ロンドン 51マイル (82 km)
教区
  • リトルハンプトン
非都市ディストリクト
シャイア・カウンティ
リージョン
構成国 イングランド
イギリス
郵便地域 LITTLEHAMPTON
郵便番号 BN17
市外局番 01903
警察 サセックス
消防 ウェスト・サセックス
救急医療 サウス・イースト・コースト
欧州議会 サウス・イースト・イングランド
英国議会
  • Bognor Regis and Littlehampton
公式サイト Littlehampton Town Council
場所一覧
イギリス
イングランド
ウェスト・サセックス
北緯50度48分34秒 西経0度32分27秒 / 北緯50.80938度 西経0.54089度 / 50.80938; -0.54089座標: 北緯50度48分34秒 西経0度32分27秒 / 北緯50.80938度 西経0.54089度 / 50.80938; -0.54089

リトルハンプトン(Littlehampton)は、イングランド南東部ウェスト・サセックス州アラン・ディストリクトにあるタウンであり、同ディストリクト最大の行政教区。アラン川の河口に位置し、ロンドンからの距離は83km。

面積は11.35平方キロメートルであり、郊外を含めた人口はおよそ5万5千人。

近隣のブライトンワージングとともにコナベーションを形成しており、全体での人口は約47万人[3]。イングランド、ウェールズの都市圏では15位に位置する。

歴史

リトルハンプトンに人が住み始めたのは、先史時代やローマ時代に遡ることができる。1086年に発行されたドゥームズデイ・ブックには、「ハントーン」という名で掲載されていた[4]。この時期のリトルハンプトンは漁村だったと考えられており、1100年ごろにはフランスの地図にも「ハントン」という名で示された[4]。その後ノルマンディーのサン・マルタン・ド・セーに与えられ、14世紀までは彼の領地となった。そしてその領地はのちにアランデル伯爵ノーフォーク公に与えられた。

リトルハンプトンが発展し始めたのはアラン川英語版の流れが定められて以降であり、名称は近隣のサウサンプトンと区別するために「リトル」がつけられたと考えられている[4]1735年に新たな河口が形成されると、流域に沿って港湾が拡張されていった[5]

18世紀にも漁村から別荘地に発展し、ジョージ・ゴードン・バイロンサミュエル・テイラー・コールリッジパーシー・ビッシュ・シェリージョン・コンスタブルなどがこの地で時間を過ごしたと考えられている。

19世紀になっても港湾都市・リゾート地として発展し、鉄道の開通やフランスのオンフルールとの航路開通などもあった[6]。この100年間で人口は584人(1801)から5,954人(1901)へと10倍に増加した[4]。20世紀に入ってもリゾート地としての立場は変わらず、1920年代には「子供たちの楽園」として有名になった。

2つの世界大戦ののち、リトルハンプトンの郊外には豪邸が立つようになり、近隣の村へと領域が増加していった。

経済

化粧品メーカーのザ・ボディショップが本社を置いており、地元の雇用を支えている。

交通

道路

鉄道

ウェスト・コーストウェイ線英語版

港湾

リトルハンプトン港はイギリス海峡に面したアラン川沿いに立地しており、河口から入った長さ5マイル幅6マイルの部分は地元で「リトルハンプトン海峡」と呼ばれている。かつては漁港だったリトルハンプトン港であったが現在はリゾート用の港として数多くのヨットやクルーザーが停泊している。

商業港としては年間50〜60隻の船がアイルランド、オランダ、ドイツ、ベルギー、フランスなどから寄港し、石材や材木などを運んでくる。

出身人物

スポーツ

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 2001 Census: West Sussex – Population by Parish”. West Sussex County Council. 2012年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年4月1日閲覧。
  2. ^ Key Statistics; Quick Statistics: Population Density”. Office for National Statistics. 2003年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月10日閲覧。
  3. ^ 2011 Census – Built-up areas”. ONS. 2013年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月19日閲覧。
  4. ^ a b c d The Littlehampton Story”. Littlehampton Town Council (2009年10月10日). 2011年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月3日閲覧。
  5. ^ Joseph Priestley (1830). Historical Account of the Navigable Rivers, Canals, and Railways, of Great Britain. p. 28 
  6. ^ Vine, Sir John Richard Somers (1881). The iron roads dictionary and travellers route charts of the English and Welsh Railways. London: Waterlow and Sons Limited. p. 29. オリジナルの2021年1月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210122235912/https://books.google.com/books?id=yQ8HAAAAQAAJ&q=littlehampton+honfleur&pg=RA2-PA29 2016年5月18日閲覧。 
  7. ^ Moneytron Onyx F1日本グランプリ公式プログラム 56頁 株式会社鈴鹿サーキットランド 1989年10月発行



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