ラスト フォー ライフとは? わかりやすく解説

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ラスト・フォー・ライフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 23:31 UTC 版)

ラスト・フォー・ライフ』(Lust For Life)は、1977年8月29日にRCAレコードからリリースされた、アメリカ合衆国のミュージシャン、イギー・ポップの2枚目のソロ・アルバム。 同年にリリースされた『イディオット』に続く、デヴィッド・ボウイとの2度目のコラボレーションとなった。


  1. ^ 1977年4月16日にツアーは終了[7]
  2. ^ メンバーはデヴィッド・ボウイ、リッキー・ガードナー英語版ハント・セイルズ英語版トニー・セイルズ英語版[7]
  3. ^ このプロデュースチームはボウイのアルバム『ハンキー・ドリー』の最後のトラック「ザ・ビューレイ・ブラザーズ英語版」にちなんで「ビューレイ・ブロス」と名乗り[9]、アルバム・ジャケットにもその名前でクレジットされている。
  4. ^ このレコーディングから12年後にボウイはセイルズ兄弟をティン・マシーンに誘うことになる。その際、ギタリストのリーヴス・ガブレルス英語版に「リズムセクションを見つけたぞ!『ラスト・フォー・ライフ』をチェックしてくれ!」と語ったという[9]
  5. ^ NMEの編集者ロイ・カー (イギリスの音楽ジャーナリスト)英語版チャールズ・シャー・マーレイ英語版が「最も心に響く」曲の一つとして挙げた[11]
  6. ^ 『ジム・モリスン詩集―「神」「新しい創造物」』[13]に収録。
  7. ^ ジェームズ・ウィリアムソンの友人だったアフロアメリカンの詩人。警備員をしながら詩を書いていた。イギーは彼の詩を評価していたため、詩作のパートナーに迎えた[15]
  8. ^ イギーによれば、イギーとボウイがよく視聴していた「刑事スタスキー&ハッチ」が放映される直前の時間帯で流れたもの。この後の放送予定を知らせる番組表が映し出された際に流れたコールシグナルだったと言う。イギー自身はその音をビープ音と表現している。ボウイはこのジングルを聞いた際、そばにあったウクレレでジングルをコピーしたという[17]。なお、そのまま引用したのでなく、1/2倍速にして演奏している[9]。ただし、この着想時の描写やジングル音の表現はボウイやイギーの伝記によって多少異なる。
  9. ^ AllMusicは「栄光の捨て石(a glorious throwaway )」、ローリングストーン誌は「聞き飽きない捨て石(an infectious throwaway)」と表現している.[16][18]
  10. ^ デラックス版のリリースは2020年4月10日に「チャイナ・ガール」のオルタネイト・ミックスの発表[19]とともに予告された。
  11. ^ 2016年に『ポスト・ポップ・ディプレッション』が最高位5位を記録して、新たに最も成功したアルバムとなっている[27]
  12. ^ ビルボード200での最高順位は120位[29]
  13. ^ 「トゥナイト」はティナ・ターナーとのデュエット。ドラッグに言及した冒頭のセリフは省略されている。
  14. ^ イギーはこのカヴァーについて称賛のコメントを寄せている。「彼女は若干アレンジを加えて、この曲をさらに良くしてくれた。自分が思いついていればよかったアイデアだよ。ホーン演奏もいいね。」[30]
  15. ^ 英語版ウィキペディアでは、この他にもテレビ番組「ザ・ジム・ローマ・ショウ英語版」のエンディング曲として採用されている例や、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの広告キャンペーンのテーマ音楽に採用された例が紹介されている。
  16. ^ マイケル・ハッチェンスによるカヴァー曲[32]
  1. ^ a b c d Deming, Mark. “Lust for Life - Iggy Pop | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. 2020年4月29日閲覧。
  2. ^ Wilkinson, Matt (2016年3月11日). “Iggy Pop - 'Post Pop Depression' - The NME Verdict”. NME. 2016年8月1日閲覧。
  3. ^ Gig Highlight: Iggy Pop”. Totally Stockholm (2016年5月4日). 2020年1月26日閲覧。
  4. ^ a b c Iggy Pop – Lust For Life (1996, CD)”. Discogs. 2020年5月2日閲覧。
  5. ^ a b Iggy Pop – The Passenger (1998, CD)”. Discogs. 2020年5月3日閲覧。
  6. ^ a b Song Originally by Iggy Pop”. SecondHandSongs. 2020年4月30日閲覧。
  7. ^ a b Iggy Solo”. Concerts Wiki. 2020年5月2日閲覧。
  8. ^ a b c d e Ambrose, Joe (2003年1月13日). Gimme Danger: The Story of Iggy Pop. Omnibus Press. ISBN 978-0-7119-9107-1 
  9. ^ a b c d e f g Pegg, Nicholas (2000). The complete David Bowie. pp. 383-384 
  10. ^ a b c d Paul Trynka (2007). Iggy Pop: Open Up and Bleed. pp. 263-272. https://archive.org/details/iggypopopenupble00tryn 
  11. ^ a b c Roy Carr & Charles Shaar Murray (1981). Bowie: An Illustrated Record: p.118
  12. ^ a b c Allmusic song review: "Turn Blue"
  13. ^ ジム・モリソン 篠原一郎訳 (2005-10-01). ジム・モリスン詩集―「神」「新しい創造物」. 新宿書房. ISBN 9784880083452 
  14. ^ “S-Bahn brachte Iggy Pop auf "The Passenger"”. Die Welt. (2013-02-21). https://www.welt.de/newsticker/news3/article113801699/S-Bahn-brachte-Iggy-Pop-auf-The-Passenger.html 2020年5月2日閲覧。. 
  15. ^ 赤岩和美 (1990-08-01). ラスト・フォー・ライフ - CDライナーノーツ. ヴァージン・ジャパン株式会社 
  16. ^ a b c Billy Altman (1978-01-12). “Lust for Life”. Rolling Stone. オリジナルの2008-04-20時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080420074918/http://www.rollingstone.com/reviews/album/197757/review/5945256. 
  17. ^ Iggy Pop on the Berlin period. Q (雑誌). (2013-04). 
  18. ^ Allmusic song review: "Success"
  19. ^ Iggy Pop - China Girl (Alternative Mix / Audio) - YouTube
  20. ^ 1977 - ボウイ・イヤーズ 7CD ボックス・エディション”. ユニバーサルミュージック合同会社. 2020年4月26日閲覧。
  21. ^ ラスト・フォー・ライフ 2CDデラックス・エディション”. ユニバーサルミュージック合同会社. 2020年4月26日閲覧。
  22. ^ Smith, RJ (September 2004). “Iggy Pop: Lust for Life”. ブレンダー英語版. オリジナルのJune 30, 2006時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20060630184026/http://blender.com/guide/reviews.aspx?id=2624 2016年8月11日閲覧。. 
  23. ^ Kot, Greg (1990年7月22日). “Pop On Pop: Iggy Rates His Own Music (and So Do We)”. http://articles.chicagotribune.com/1990-07-22/entertainment/9003010792_1_star-stooges-atmospheric-art-rock 2016年8月11日閲覧。 
  24. ^ ロバート・クリストガウ (1981). “Consumer Guide '70s: P”. クリストガウ・レコードガイド英語版. Ticknor & Fields. ISBN 089919026X. https://www.robertchristgau.com/get_chap.php?k=P&bk=70 2019年3月10日閲覧。 
  25. ^ Larkin, Colin (2011). ポップミュージック百科英語版 (5th concise ed.). オムニバス・プレス英語版. ISBN 0-85712-595-8 
  26. ^ Coleman, Mark; Kemp, Rob (2004). “Iggy Pop”. In Brackett, Nathan; Hoard, Christian. ローリングストーン・レコードガイド英語版 (4th ed.). Simon & Schuster. pp. 645–46. ISBN 0-7432-0169-8 
  27. ^ a b c d Iggy Pop full Official Chart History”. Official Charts. 2018年7月22日閲覧。
  28. ^ "British album certifications – Iggy Pop". British Phonographic Industry. 2020年5月2日閲覧 Select albums in the Format field. Type Iggy Pop in the "Search BPI Awards" field and then press Enter.
  29. ^ Iggy Pop Chart History”. Billboard. 2018年7月22日閲覧。
  30. ^ "120 Minutes" Iggy Pop interview. MTV. June 1990. Excerpt about Siouxsie and the Banshees' version of The Passenger from 08:38
  31. ^ Iggy Pop - Lust For Life - YouTube
  32. ^ Michael Hutchence - Passenger - YouTube
  33. ^ Our Cars: Toyota Avensis Touring Sports 2.0 D-4D”. HONESTJOHN.co.uk (2016年4月19日). 2018年7月22日閲覧。
  34. ^ 2016 Netz Toyota Voxy CM Japan 8 (トヨタヴォクシー) - YouTube


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