ラストレボリューションとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ラストレボリューションの意味・解説 

ラスト・レボリューション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 16:21 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

LAST REVOLUTION(ラスト・レボリューション)は、プロレスユニットタッグチームである。略称・略表記は、L/R(エル/アール)。メンバーのうち諏訪魔ジョー・ドーリングによるタッグチームとしての別名は日米暴走タッグ(にちべいぼうそうタッグ)。

概要

2012年10月21日の愛知名古屋国際会議場で行われた40th ANNIVERSARY TOURの最終戦で、諏訪魔ジョー・ドーリングがシングル・マッチで対戦した。諏訪魔は三冠ヘビー級王座を失って以降、結果に恵まれておらず、またタッグ戦線においてはデビュー以降実績を残せておらず、焦りを募らせていた。一方、ジョー・ドーリングは、真田聖也とのタッグで世界タッグ王座を保持していたが、征矢学大森隆男のタッグチームであるゲット・ワイルドに奪われ、その後、再奪取を狙ったが、敗北していた[1][2]

そのようなフラストレーションを溜めた両者が対戦したため、試合は力と力の壮絶なぶつかり合いとなり、2分34秒、両者KOという結末となった。その後、両者が納得いかなかったため、レフェリーの判断により延長戦を行ったが、やはり激しい展開となり、5分5秒、両者リングアウトの痛み分けに終わる[1][2]

この試合を通じ、互いに行き詰まりを感じてフラストレーションを溜めているという同じような境遇におり、さらに双方の実力を認め合ったことで、年末の世界最強タッグ決定リーグ戦へ新タッグ・チームを結成して挑むことが決定した[1][2]

なお、現在の境遇の他に、両者は長身のパワー・ファイターである点、パワーボム系の技を決め技としている点、キャリアが近い点などの共通点もある。チーム名も両者の得意とするパワーボム系の技、諏訪魔のラスト・ライド(二段階式高角度パワーボム)とジョー・ドーリングのレボリューション・ボム(旋回式ジャンピング・パワーボム)の合成とした。また、全日本プロレスに本当の革命を起こす気概である意思を込めての命名でもある。なお、同時に略称・略表記をL/Rエル・アール)と自ら定め、これには、諏訪魔が右でジョー・ドーリングが左という立ち位置も示している[3]

略歴

2012年10月21日、名古屋国際会議場大会にて諏訪魔とジョー・ドーリングがシングルマッチで対戦し、両者KOとなる。延長戦でも両者リングアウトとなった。試合後、両者が握手し、健闘を称える。これを受けて後日、正式にタッグ・チームを結成する[1][3]

11月、新チーム「ラスト・レボリューション」として世界最強タッグ決定リーグ戦に参戦。11月30日、最終戦となる後楽園ホール大会のリーグ公式戦で、Bブロック1位となり、同大会のメイン・イベントで行われる優勝決定戦へ進出、Aブロック1位のゲット・ワイルドと対戦。ゲット・ワイルドの征矢が負傷していたことから、終始試合をリードしていたが、途中でジョー・ドーリングの片足のシューズが脱げたことで、その隙をついてゲット・ワイルドの大森がジョー・ドーリングと諏訪魔に立て続けにアックス・ボンバーを見舞い、続け様に征矢がジョー・ドーリングにワイルド・ボンバーを炸裂させ、19分44秒、エビ固めで逆転勝ちし、ラスト・レボリューションは準優勝となった[4]

チーム・ディストラクションとして諏訪魔とタッグを組んでいた近藤修司や、その近藤とチーム246としてタッグを組んでいたカズ・ハヤシとはもともと共闘関係にあったが、2013年2月15日、諏訪魔が「チーム246とチーム・ディストラクションを解消、カズと近藤をL/Rへ吸収する」との意向を明かしたが、当のカズ・ハヤシ近藤修司からは「ついていけねぇ」と一旦は拒絶された。しかし、2月23日に近藤が、3月17日にカズが、それぞれL/R入りを表明した。

同年4月29日後楽園ホール大会で、ハヤシ&近藤vs中之上靖文&SUSHIの試合後、ハヤシがマイクで中之上に自己変革をする気があるのか質問し、中之上はその意志があることを告げると、中之上のL/R加入を決めた[5]

2013年6月30日付けで、近藤・ハヤシ・中之上の3名が全日本プロレスを退団することとなったために、同日をもっての解散を決定した。解散後は、ジョー・ドーリングの口から、残る諏訪魔とドーリングとでラスト・レボリューションを「進化」させた「エボリューション」(英語で進化の意)を発足させる意向を語った[6][7]

メンバー

サポートメンバー

主な連携技

ラスト・レボリューション

諏訪魔が相手方の片方の選手にラスト・ライドを、ジョー・ドーリングが相手方のもう一方にレボリューション・ボムを二人同時に決める。連携というよりも、必殺技の共演といえる。

主なタイトル

三冠ヘビー級王座
  • 第46代王者(諏訪魔)

関連項目

参考文献

  • 全日本プロレス『40th ANNIVERSARY YEAR 2012 世界最強タッグ決定リーグ戦』公式パンフレット
  • ベースボール・マガジン社『週刊プロレス』2012年11月14日発売号
  • ベースボール・マガジン社『週刊プロレス』2012年11月21日発売号
  • ベースボール・マガジン社『週刊プロレス』2012年12月05日発売号

脚注

  1. ^ a b c d 全日本プロレス『40th ANNIVERSARY YEAR 2012 世界最強タッグ決定リーグ戦』公式パンフレット
  2. ^ a b c ベースボール・マガジン社『週刊プロレス』2012年11月14日発売号
  3. ^ a b ベースボール・マガジン社『週刊プロレス』2012年11月21日発売号
  4. ^ ベースボール・マガジン社『週刊プロレス』2012年12月05日発売号
  5. ^ 全日本プロレス「2013 チャンピオン・カーニバル」優勝決定戦|試合速報|格闘技|スポーツナビ2013年5月閲覧
  6. ^ LRが30日両国で解体へ 2013年06月23日 16時00分|東スポWeb2013年12月閲覧
  7. ^ 諏訪魔 LR惜別マッチで近藤に激勝 2013年06月24日 16時00分|東スポWeb2013年12月閲覧

ラスト・レボリューション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 17:27 UTC 版)

諏訪魔」の記事における「ラスト・レボリューション」の解説

ジョー・ドーリングとの連係技

※この「ラスト・レボリューション」の解説は、「諏訪魔」の解説の一部です。
「ラスト・レボリューション」を含む「諏訪魔」の記事については、「諏訪魔」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ラストレボリューション」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ラストレボリューションのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラストレボリューションのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラスト・レボリューション (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの諏訪魔 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS