ヨアヒム・エルンスト_(ブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヨアヒム・エルンスト_(ブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯)の意味・解説 

ヨアヒム・エルンスト (ブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/08/25 07:46 UTC 版)

1662年刊行のTheatrum Europaeumに掲載されているヨアヒム・エルンストの肖像

ヨアヒム・エルンスト・フォン・ブランデンブルク=アンスバッハJoachim Ernst von Brandenburg-Ansbach1583年6月22日、ケルン・アン・デア・シュプレー - 1625年3月7日アンスバッハ)は、フランケン地方アンスバッハ侯領辺境伯(在位:1603年 - 1625年)。ブランデンブルク選帝侯ヨハン・ゲオルクの六男。ブランデンブルク選帝侯ヨアヒム・フリードリヒの異母弟、バイロイト辺境伯クリスティアンの同母弟。

目次

生涯

ヨアヒム・エルンストは、ブランデンブルク選帝侯ヨハン・ゲオルクとその3番目の妻エリーザベト・フォン・アンハルトとの間に生まれた息子である。1603年、遠縁のゲオルク・フリードリヒが亡くなったことでフランケン系ホーエンツォレルン家の古い家系であるアンスバッハ=イェーゲルンドルフ家が断絶したため、ブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯を継承した。フランケン系ホーエンツォレルン家の新しい家系がヨアヒム・エルンストにより創設されたのである。

ヨアヒム・エルンストがゲオルク・フリードリヒの遺領(ブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯領とブランデンブルク=クルムバッハ辺境伯領)の一部を継承することは、1598年のゲラーエア家内法で既に定められていた。この規定に従って、ヨアヒム・エルンストはブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯領を継承し、兄クリスティアンがブランデンブルク=クルムバッハ辺境伯領(後のブランデンブルク=バイロイト辺境伯領)を得た。

プロテスタント同盟の連盟書(中央がヨアヒム・エルンストの印章)

17世紀初めの宗教対立で、ヨアヒム・エルンストはプロテスタントカルヴァン派に属し、八十年戦争を支援した。また、1608年ネルトリンゲン近郊のアウハウゼン修道院で結成されたプロテスタント同盟の成立に関与した。カトリック軍の軍事的優位に直面し、特に三十年戦争が勃発した後、1621年にはすでにプロテスタント同盟は消滅していた。プロテスタント同盟の自然解消後、ヨアヒム・エルンストは戦争勃発の共同責任を指弾され、それまでの同盟者たちとは遠く距離を置くようになった。

子供達

1612年にゾフィー・ツー・ゾルムス=ラウバッハ(1594年 - 1651年)と結婚した。彼らの子供は以下の通り。

参考文献

  • Gerhard Taddey: Lexikon der deutschen Geschichte, Stuttgart 1998. ISBN 3-520-81303-3
  • M. Spindler, A. Kraus: Geschichte Frankens bis zum Ausgang des 18. Jahrhunderts, München 1997. ISBN 3-406-39451-5

これらの文献はドイツ語版の参考文献として挙げられていたものであり、日本語版作成に際して直接参照してはおりません。

外部リンク

先代:
ゲオルク・フリードリヒ
ブランデンブルク=
アンスバッハ辺境伯
1603年 - 1625年
次代:
フリードリヒ3世



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヨアヒム・エルンスト_(ブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯)」の関連用語

ヨアヒム・エルンスト_(ブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヨアヒム・エルンスト_(ブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヨアヒム・エルンスト (ブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS