ミレット作戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 02:09 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ミレット作戦 (Operation Millet) は、イギリス海軍が1944年10月に実行したニコバル諸島攻撃。アメリカ軍のレイテ島侵攻の牽制作戦として実行された。
参加部隊
- 第63任務部隊(アーサー・パワー中将)
作戦経過
10月15日にトリンコマリーより出撃。
10月17日、カーニコバル島およびナンコーリ島を空襲。港内で石狩丸(830トン)を沈めた。イギリス側はコルセア2機とバラクーダ1機を失った。またヘルキャット1機が着艦時に墜落した。続いて第63.2任務群がカーニコバル島を砲撃。夜間にもロンドンと駆逐艦2隻が砲撃を行った。
10月18日、レナウン、サフォーク、駆逐艦3隻が艦砲射撃を実施。
10月19日、ナンコーリ島を空襲。イギリス側はバラクーダ1機を失った。また、バラクーダ1機が海上で墜落している。同日、スマトラの日本軍第九飛行師団がイギリス艦隊攻撃を試み、一式戦闘機9機がイギリス戦闘機と交戦、日本側は4機喪失、2機不時着、イギリス側はコルセア2機とヘルキャット1機を失った。
トリンコマリーへの帰路、駆逐艦1隻が触雷した。
参考文献
- 防衛庁防衛研修所 戦史室、『戦史叢書54巻 南西方面海軍作戦 第二段作戦以降』、朝雲新聞社
- Jurgen Rohwer, Chronology of the War at Sea 1939-1945, Naval institute press, 2005, ISBN 1-59114-119-2
- Neil McCart, The Illustrious & Implacable Classes of Aircraft Carrier 1940-1969, Fan Publications, 2000, ISBN 1-901225-04-6
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