マルクズ・ブイルク・カン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 07:11 UTC 版)
「ケレイト」の記事における「マルクズ・ブイルク・カン」の解説
ブイル・ノールに住むタタル部族にナウル・ブイルク・カン(Nāūūr Būīrūq Khān)という部族長がいた。あるとき彼は機会を狙ってケレイト部族長のマルクズ・ブイルク・カンを捕えて契丹族の君主に引き渡すことに成功し、マルクズ・ブイルク・カンは木櫨に打ちつけられて処刑された。マルクズの妻クトクタイ・ハリグチ(クトクタニ・ケレクチン)は復讐するため、タタル部族に酒を献上すると偽って、百オンドル(ウンドル)の馬乳酒を5百万用意してタタル部へ向かった。しかし、中に入っているのは百人の武装した勇士であり、到着するなり百人の武装した勇士はナウル・ブイルク・カンをはじめとするタタル部人を次々と殺害した。こうして妻のクトクタイはマルクズの仇をとることができた。
※この「マルクズ・ブイルク・カン」の解説は、「ケレイト」の解説の一部です。
「マルクズ・ブイルク・カン」を含む「ケレイト」の記事については、「ケレイト」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からマルクズ・ブイルク・カンを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- マルクズ・ブイルク・カンのページへのリンク