マリー・カジミール・ド・ラ・グランジュ・ダルキアンとは? わかりやすく解説

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マリー・カジミール・ド・ラ・グランジュ・ダルキアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/24 06:34 UTC 版)

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マリー・カジミール・ド・ラ・グランジュ・ダルキアン
Marie Casimire Luise de la Grange d'Arquien
ポーランド王妃
在位 1674年5月21日 - 1696年6月17日

出生 1641年6月28日
フランス王国ヌヴェール
死去 (1716-01-01) 1716年1月1日(74歳没)
フランス王国ブロワ
埋葬 ポーランド・リトアニア共和国ヴァヴェル大聖堂
配偶者 キエフ県知事ヤン・ソビエパン・ザモイスキ
  ポーランドヤン3世ソビエスキ
子女 一覧参照
家名 ラ・グランジュ・ダルキアン家
父親 アンリ・アルベール・ド・ラ・グランジュ・ダルキアン
母親 フランソワーズ・ド・ラ・シャトル
サイン
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マリー・カシミール・ルイーズ・ド・ラ・グランジュ・ダルキアン(Marie Casimire Luise de la Grange d'Arquien, 1641年6月28日 - 1716年1月1日)は、ポーランドヤン3世ソビエスキの王妃。ポーランド語名ではマリア・カジミェラ(Maria Kazimiera)と呼ばれ、マリシェンカ(Marysienka)の愛称で知られた。

生涯

フランスの貴族アンリ・アルベール・ド・ラ・グランジュ・ダルキアン侯爵の娘として、ヌヴェールで生まれた。5歳の時、ポーランド王ヴワディスワフ4世へ輿入れするルドヴィーカ・マリア・ゴンザーガに侍女として同行し、ポーランドへやってきた。1656年に宮廷へやってきたヤン・ソビエスキと出会うが、2年後マリーは共和国最有力の貴族の一人であるキユフ県知事ヤン・ソビエパン・ザモイスキと結婚した。ザモイスキと1665年に死別すると、同年7月にヤン・ソビエスキと再婚した。

1672年にヤン・ソビエスキはポーランド王に選出されるが、マリーの影響なしには叶わなかったといわれる。ポーランド王妃として、マリーはフランスの親族が特権を得られるようルイ14世に要求し、またフランスとの同盟関係締結に奔走した。ヤンとマリシェンカの仲睦まじさは、1665年から1683年の間に交わした多くの恋文によって知られている。ヤンの戦争による不在、マリーの私的パリ訪問などの間に書かれたもので、2人の死後に出版された。

夫が晩年になって長男ヤクプ・ルドヴィクを後継の国王にしようと画策し始めると、マリシェンカはこれに反対し、娘婿のバイエルン選帝侯マクシミリアン・エマヌエルを支持したが、新王に選ばれたのはザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト(アウグスト2世)であった。マリシェンカは1716年、母国フランスのブロワで亡くなった。

子女

マリア・カジミェラは1658年にヤン・ソビエパン・ザモイスキと結婚し、娘を2人もうけたが、1665年に死別した。子供たちはいずれも夭折した。

  • ルドヴィカ(1659年)
  • カタジナ(1660年 - 1662年)

1665年に王冠領宮内長官(後にポーランド王)のヤン・ソビェスキと結婚し、8人の子供をもうけたが、うち4人が夭折した。

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