マザール峠とは? わかりやすく解説

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マザール峠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/23 23:29 UTC 版)

マザール峠を通るG219国道

マザール峠(マザールとうげ、英語: Mazar Pass中国語: 麻扎达坂)は、中華人民共和国新疆ウイグル自治区チベット自治区を結ぶG219国道沿いにあるヘアピンカーブの多い長いである。崑崙山脈を横断していて、新疆南西部のカシュガル地区カルギリク県クディ村とマザール村の間にある。欧米の資料ではチラグサルディ峠(Chiragsaldi Pass)と表記されることが多い。

概要

マザール峠はG219国道の北の始点(カルギリク県)から240kmに位置する。全長約40km(25マイル)で、新疆チベット高速道路で最も長い峠である[1]。この国道は1957年に初めて完成し、2013年には全面的にアスファルト舗装された[2]。 南にある小さな村マザールは、ウイグルの2つの陵墓、マザール英語版があったことからこの名がついた。この村には中国軍のサービスステーションがある。ここ数十年、マザール峠はG219国道のトラックストップやK2への遠征隊の停車場としても機能している[3]

チラグサルディ峠は1800年代後半にイギリスの探検家によって使われた名前であり、同様に当時キャラバンのキャンプ場でしかなかったマザール村はチラグサルディと呼ばれていた[4]。 この名前はキャンプ場の風の強さを意味し、「ランプの火が消える」という意味である[5]。1900年代初頭のフランス軍の地図では、チラグサルディ峠(チラク・ソルディ)とセーリヤック峠(サーラク)は同じ谷から西に行く峠と東に行く峠の2つの異なる峠であった[6]

参照項目

脚注

外部リンク

座標: 北緯36度34分44秒 東経78度00分13秒 / 北緯36.579度 東経78.0035度 / 36.579; 78.0035




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