マイク・ヒル

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マイク・ヒル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/08/08 14:15 UTC 版)

マイク・ヒル Mike Hill
本名	Michael J. Hill
生年月日	1952年
没年月日	2023年1月5日
出生地	アメリカ合衆国 ネブラスカ州オマハ
職業	編集技師
受賞 アカデミー賞 編集賞 1995年『アポロ13』 英国アカデミー賞 編集賞 2013年『ラッシュ/プライドと友情』 その他の賞
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マイク・ヒル（Mike Hill, 1952年 - 2023年1月5日^[1]）は、アメリカ合衆国の編集技師である。

人物

ダニエル・P・ハンリーと共同で『ラブ IN ニューヨーク』（1982年）以降のロン・ハワード監督作品を手がけている^[2]。『アポロ13』によりアカデミー編集賞を受賞した。

来歴

ネブラスカ州オマハで生まれ育ち、1972年にネブラスカ大学で刑事司法の学位を取得した。彼の最初の仕事は、カリフォルニアのチノ刑務所の警備員であった。その後、編集の仕事を始め、いくつかのテレビ番組や映画を経た後、ハワード監督の『ラブ IN ニューヨーク』（1982年）をハンリーと共同で編集した^[3]。カリフォルニア州で数年過ごした後、1980年代末にネブラスカ州に戻った。ハワードとのメジャースタジオ作品の仕事を続けつつ、ネブラスカで製作されたインディペンデント映画の編集を行った^[4]。

『アポロ13』（1995年）によりアカデミー編集賞を受賞しており、また、『ビューティフル・マインド』（2001年）、『シンデレラマン』（2005年）、『フロスト×ニクソン』（2008年）でもノミネートされている。

アメリカ映画編集者協会の会員である^[5]。

2023年1月5日、特発性器質化肺炎により死去。73歳没^[1]。

主なフィルモグラフィ

• ラブ IN ニューヨーク Night Shift (1982)
• スプラッシュ Splash (1984)
• コクーン Cocoon (1985)
• ガン・ホー Gung Ho (1986)
• 私立ガードマン/全員無責任 Armed and Dangerous (1986)
• ウィロー Willow (1988)
• ペット・セメタリー Pet Sematary (1989)
• バックマン家の人々 Parenthood (1989)
• バックドラフト Backdraft (1991)
• 遥かなる大地へ Far and Away (1992)
• ザ・ペーパー The Paper (1994)
• アポロ13 Apollo 13 (1995)
• 身代金 Ransom (1996)
• エドtv EDtv (1999)
• グリンチ How the Grinch Stole Christmas (2000)
• ビューティフル・マインド A Beautiful Mind (2001)
• ミッシング The Missing (2003)
• シンデレラマン Cinderella Man (2005)
• ダ・ヴィンチ・コード The Da Vinci Code (2006)
• フロスト×ニクソン Frost/Nixon (2008)
• 天使と悪魔 Angels & Demons (2009)
• 僕が結婚を決めたワケ The Dilemma (2011)
• ラッシュ/プライドと友情 Rush (2013)
• 白鯨のいた海 In the Heart of the Sea (2015)

参考文献

1. ^ ^{a b} Evans, Greg (2023年1月9日). “Mike Hill Dies: Oscar-Winning Film Editor Of Ron Howard Movies Was 73” (英語). Deadline. 2023年8月8日閲覧。
2. ^ Lewis, Kevin (2005). "Hanley and Hill: Howard's Editing Tag-Team", Editors' Guild Magazine Vol. 27, No. 3. Webpage archived at WebCite from this original URL on 2008-03-04,
3. ^ Flott, Anthony (1997). "Four Graduates Receive UNO Alumni Citations", University of Nebraska at Omaha press release May 11, 1997. Online version retrieved April 10, 2008.
4. ^ Hoeger, Mark (2001). "Mike Hill Tackles Full Ride" Archived 2011年10月3日, at the Wayback Machine., press release from Oberon Entertainment, Inc., September 26, 2001. Online version retrieved April 10, 2008.
5. ^ “"American Cinema Editors Members"”. American Cinema Editors. 2008年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月28日閲覧。

外部リンク

• マイク・ヒル - allcinema
• マイク・ヒル - KINENOTE
• Mike Hill - IMDb（英語）

表 話 編 歴 アカデミー編集賞
1934–1940	コンラッド・A・ネルヴィッヒ（1934） ラルフ・ドーソン（1935） ラルフ・ドーソン（1936） ジーン・ハヴリック&ジーン・ミルフォード（1937） ラルフ・ドーソン（1938） ハル・C・カーン&ジェームズ・E・ニューカム（1939） アン・ボーチェンズ（1940）
1941–1960	ウィリアム・ホームズ（1941） ダニエル・マンデル（1942） ジョージ・アーミー（1943） バーバラ・マクリーン（1944） ロバート・J・カーン（1945） ダニエル・マンデル（1946） フランシス・リオン&ロバート・パリッシュ（1947） ポール・ウェザーワックス（1948） ハリー・W・ガースタッド（1949） ラルフ・E・ウィンタース&コンラッド・A・ネルヴィッヒ（1950） ウィリアム・ホーンベック（1951） エルモ・ウィリアムズ&ハリー・G・ガースタッド（1952） ウィリアム・リオン（1953） ジーン・ミルフォード（1954） チャールズ・ネルソン&ウィリアム・リオン（1955） ジーン・ラギエロー&ポール・ウェザーワックス（1956） ピーター・テイラー（1957） アドリアン・フェイザン（1958） ラルフ・E・ウィンタース&ジョン・D・ダニング（1959） ダニエル・マンデル（1960）
1961–1980	トーマス・スタンフォード（1961） アン・V・コーツ（1962） ハロルド・F・クレス（1963） コットン・ウォーバートン（1964） ウィリアム・H・レイノルズ（1965） フランク・サンティロ&スチュワート・リンダー&ヘンリー・バーマン&フレドリック・スタインカンプ（1966） ハル・アシュビー（1967） フランク・P・ケラー（1968） フランソワーズ・ボノー（1969） ヒュー・F・ファウラー（1970） ジェラルド・B・グリーンバーグ（1971） デヴィッド・ブレサートン（1972） ウィリアム・H・レイノルズ（1973） ハロルド・F・クレス&カール・クレス（1974） ヴァーナ・フィールズ（1975） リチャード・ハルシー&スコット・コンラッド（1976） ポール・ハーシュ&マーシア・ルーカス&リチャード・チュウ（1977） ピーター・ツィンナー（1978） アラン・ヘイム（1979） セルマ・スクーンメイカー（1980）
1981–2000	マイケル・カーン（1981） ジョン・ブルーム（1982） グレン・ファー&リサ・フラックマン&スティーヴン・A・ロッター&ダグラス・スチュワード&トム・ロルフ（1983） ジム・クラーク（1984） トム・ノーブル（1985） クレア・シンプソン（1986） ガブリエラ・クリスティアーニ（1987） アーサー・シュミット（1988） デヴィッド・ブレナー&ジョー・ハッシング（1989） ニール・トラヴィス（1990） ジョー・ハッシング&ピエトロ・スカリア（1991） ジョエル・コックス（1992） マイケル・カーン（1993） アーサー・シュミット（1994） マイク・ヒル&ダニエル・P・ハンリー（1995） ウォルター・マーチ（1996） コンラッド・バフ&ジェームズ・キャメロン&リチャード・A・ハリス（1997） マイケル・カーン（1998） ザック・ステンバーグ（1999） スティーヴン・ミリオン（2000）
2001–2020	ピエトロ・スカリア（2001） マーティン・ウォルシュ（2002） ジェイミー・セルカーク（2003） セルマ・スクーンメイカー（2004） ヒューズ・ウィンボーン（2005） セルマ・スクーンメイカー（2006） クリストファー・ラウズ（2007） クリス・ディケンズ（2008） クリス・イニス&ボブ・ムラウスキー（2009） アンガス・ウォール&カーク・バクスター（2010） アンガス・ウォール&カーク・バクスター（2011） ウィリアム・ゴールデンバーグ（2012） アルフォンソ・キュアロン&マーク・サンガー（2013） トム・クロス（2014） マーガレット・シクセル（2015） ジョン・ギルバート（2016） リー・スミス（2017） ジョン・オットマン（2018） アンドリュー・バックランド（英語版）&マイケル・マカスカー（2019） ミッケル・E・G・ニルソン（2020）
2021–現在	ジョー・ウォーカー（2021） ポール・ロジャーズ（2022）