ホスト環境との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/29 04:37 UTC 版)
「フリースタンディング環境」の記事における「ホスト環境との違い」の解説
フリースタンディング環境はOSから提供される機能が無いこと、プログラムを書き込む記憶領域が狭いことを想定し標準Cライブラリとしてホスト環境で要求する関数はCでは一切、C++では言語機能を実装するに最低限しか要求しない。Cにおいては定義を書いたヘッダーファイルのみを要求する(詳細は制限参照)。このため、Cにおいてはホスト環境で必要とされるランタイムライブラリを必要としない。ホスト環境におけるmain関数は、プログラムを呼び出した親プログラム(OS等)の存在を想定しておりフリースタンディング環境のエントリーポイントとしては過剰である。またmainという名前が、main関数を呼び出すスタートアップコードを用意する上で邪魔になる(main関数を呼び出す関数がmainでは他にmainを定義できない)ため、エントリーポイントはmain関数とは名前も形式も異る関数にできるようになっている。
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