ペプチドアルカロイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/27 10:24 UTC 版)
ペプチドエルゴリンアルカロイドまたはエルゴペプチン(ergopeptine)は、エルゴリン環において、リゼルグ酸誘導体のアミド基と同位置にトリペプチドが付加した誘導体である。この構造は、プロリンと他の2つのαアミノ酸を含み、これらがシクロールで結合されている。いくつかの重要なエルゴペプチンを下に示している。この他、エルゴトキシンは、エルゴクリスチンとエルゴコルニン、エルゴクリプチンが同量混合されたものである。 エルゴトキシン類(R2位がバリン)エルゴクリスチン エルゴコルニン α-エルゴクリプチン β-エルゴクリプチン エルゴタミン類(R2位がアラニン)エルゴタミン エルゴバリン α-エルゴシン β-エルゴシン 名前R1R2R3R3位のアミノ酸エルゴクリスチン CH(CH3)2 ベンジル フェニルアラニン エルゴコルニン CH(CH3)2 CH(CH3)2 バリン alpha-エルゴクリプチン CH(CH3)2 CH2CH(CH3)2 ロイシン beta-エルゴクリプチン CH(CH3)2 CH(CH3)CH2CH3 (S) イソロイシン エルゴタミン CH3 ベンジル フェニルアラニン エルゴバリン CH3 CH(CH3)2 バリン alpha-エルゴシン CH3 CH2CH(CH3)2 ロイシン beta-エルゴシン CH3 CH(CH3)CH2CH3 (S) イソロイシン ブロモクリプチン (半合成) Br CH(CH3)2 CH2CH(CH3)2 ロイシン
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