ヘンリー・ベルリナーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヘンリー・ベルリナーの意味・解説 

ヘンリー・ベルリナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/06 04:31 UTC 版)

1924年のベルリナーのヘリコプター
ベルリナーのヘリコプター

ヘンリー・ベルリナー(Henry Berliner、1895年12月13日 - 1970年5月1日)は、アメリカ合衆国航空エンジニアで、ヘリコプター開発のパイオニアである。

経歴

蓄音機の発明などで知られるエミール・ベルリナーの6番目の息子としてワシントンに生まれた。陸軍航空隊の航空写真技師として働いた後、1919年にワシントンに戻り、父親のヘリコプター研究を手伝い始めた。

80馬力のローヌ・エンジンをつんだテスト機は、反転するローターを備えて、ホバリングと前進ができた。さらにニューポール23の胴体を購入し、ベントリー220馬力エンジンを取り付け、胴体に取り付けたトラスに取り付けた2つのローターを駆動した。さらに3番のローターを胴体後部にとりつけ、機体の姿勢の制御を行った。

1922年6月16日にアメリカ陸軍に対してヘリコプターの公開実験を行なった。

1923年にエンジン故障に対応するために、三葉式の主翼を追加した。機体の性能は前進速度は60km/hで、1924年2月23日に15ftの高度に達したのが最も良い記録であった。1925年に複葉機に似た形状の改良型を作成したが性能向上はわずかで、ベルリナーのヘリコプター開発はこれで最後となった。

1926年にベルリナー・エアクラフト・カンパニーを設立し、固定翼機の開発を行った。1929年にこの会社はベルリナー・ジョイス・エアクラフトに吸収合併された。ベルリナー・ジョイス時代に単葉複座戦闘機P-16などが開発された。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヘンリー・ベルリナー」の関連用語

ヘンリー・ベルリナーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヘンリー・ベルリナーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヘンリー・ベルリナー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS