ソルリの話とは? わかりやすく解説

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ソルリの話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 06:05 UTC 版)

ソルリの話[1](ソルリのはなし。古ノルド語: Sörla þáttr)は、写本『フラート島本』の中に見いだされる[2]、『オーラーヴ・トリュッグヴァソンのサガ』のより最近成立した拡張された版に由来する短い物語である[3]。物語は、14世紀後半に、2人のキリスト教司祭、Jon ThordsonとMagnus Thorhalsonによって書かれ、編纂された[4]。 物語はフロージの死の24年後に始まり、9世紀と10世紀が舞台となる。フレイヤがどのようにしてドワーフ(en)達から首飾りを手に入れたか、どのようにして血なまぐさい戦いに至ったのか、オーラーヴ・トリュッグヴァソンがどのようにしてその地に平和をもたらしたかといったエピソードを含んだ、合成された物語である。


注釈

  1. ^ 菅原邦城の指摘によれば、『スノッリのエッダ』において、ヒルドがヘジンと自分の父ホグニとを和解させるためにホグニに届けた首飾り[6]は、この首飾りと同じものと考えられるという。[7]

出典

  1. ^ 『ソルリの話とヘジンとホグニのサガ』で確認した日本語題。
  2. ^ a b Lindow (2002:280-281).
  3. ^ The Younger Edda. Rasmus B. Anderson transl. (1897) Chicago: Scott, Foresman & Co. (1901).
  4. ^ Rasmus B. Anderson, Introduction to the The Flatey Book. Norræna Society, London (1908). 「司祭Jon Thordsonは、Erik Vidforleの物語と両オーラーヴのサガを書いた。しかし司祭Magnus Thorhalsonは、後に続く事、さらには先立つ事を書いて、全体を修正し、このように作品を捧げた。全知全能の神と聖母マリアは、記述した者と口述した者とを祝福するであろう!」
  5. ^ Thorpe (1866:63).
  6. ^ 『ソルリの話とヘジンとホグニのサガ』〈付録〉スノッリ「詩語法」抜粋、122頁。
  7. ^ 『ソルリの話とヘジンとホグニのサガ』120頁(訳注2)。


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