フマル酸レダクターゼ_(補酵素M/補酵素B)とは? わかりやすく解説

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フマル酸レダクターゼ (補酵素M/補酵素B)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/17 06:32 UTC 版)

フマル酸レダクターゼ (補酵素M/補酵素B)
識別子
EC番号 1.3.4.1
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA英語版 BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBe PDBj PDBsum

フマル酸レダクターゼ (補酵素M/補酵素B)fumarate reductase (CoM/CoB))は、フマル酸レダクターゼのうち電子供与体としてチオール基を用いる酵素である。チオール:フマル酸レダクターゼ(thiol:fumarate reductase, TFR)とも。

反応

触媒する化学反応は次の通りである[1]

フマル酸 + HS-CoM + HS-CoB → コハク酸 + CoM-S-S-CoB

この反応には補酵素M(CoM)と補酵素B(CoB)が使われるが、生じたCoB-CoMヘテロジスルフィドはヘテロジスルフィドレダクターゼによって還元されて2つの補酵素へと再生される。

分布

メタン菌に限られる。

構造

AとBの2つのサブユニットからなるヘテロ2量体。サブユニットAはコハク酸デヒドロゲナーゼフラボタンパク質(Fp)サブユニットと相同であるが、結合している補因子は厳密には同定されていない。サブユニットBは同じく鉄硫黄タンパク質(Ip)サブユニットと相同であるが、C末端にヘテロジスルフィドレダクターゼの補酵素結合部位と似た配列が存在している。[1]

参考文献




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