フィリップ2世 (フランス王)とは? わかりやすく解説

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フィリップ2世 (フランス王)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 04:12 UTC 版)

フィリップ2世Philippe II, 1165年8月21日 - 1223年7月14日)は、フランスカペー朝第7代の王(在位:1180年 - 1223年)。ルイ7世と妃でシャンパーニュ伯ブロワ伯ティボー4世の娘アデルの子。フランス最初の偉大な王と評価され、尊厳王(オーギュスト、Auguste)と呼ばれた。


注釈

  1. ^ 一説では初夜にインゲボルグの口から酷い口臭がしていたことが原因とされる。
  2. ^ 当初、ジュネーヴ伯ギヨーム1世の娘マルグリット・ド・ジュネーヴとの再婚が決まっていたが、マルグリットが結婚式のためにパリに向かう道中、待ち伏せていたサヴォイア伯トンマーゾ1世によって彼女は連れ去られ、そのまま2人は結婚してしまった。そのため再度王妃を選抜し、アニェス・ド・メラニーと結婚した。
  3. ^ 中世ヨーロッパの王の義務には、外敵に対する防衛、王国内の教会の保護、裁判義務があった。佐藤&池上(1997)p.325
  4. ^ 中世フランスの名君としては、他にルイ9世フィリップ4世の名がしばしば挙げられる。鶴岡(2012)p.38
  5. ^ フランスでは、せいなる「聖油入れ」「ユリの花」「王旗」がドイツの神聖ローマ皇帝に対する対抗の象徴であり、フィリップ2世はじめルイ9世、フィリップ4世はいずれも、一貫して「いとも敬虔なる王」たることを主張して、自己の王権を権威づけた。佐藤&池上(1997)pp.328-329

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