ファミリーキャッチャーとは? わかりやすく解説

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ファミリーキャッチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/13 14:27 UTC 版)

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ファミリーキャッチャー:FAMILY CATCHER)は、2003年10月にエイブルコーポレーションによって開発、発売されたプライズゲームである。

同社より同年5月に発売された「ファイナルキャッチャー・LADY BIRD」(下記参照)が原案。

概要

多数のプライズマシンが並ぶゲームコーナーで、ロケを訪れたユーザーへプレイしてもらうためにインパクトを与える目的で6本アームが使用された[1]。そのため製品発表時には、アミューズメントジャーナルにて『景品の人気がプライズコーナーのインカムを左右すると言われているプライズ市場において、マシンのインパクトだけでユーザーを引き込むことができる数少ないマシン』と評された[1]。また、アームを6本にすることで景品を獲得できる可能性を高め、ライトユーザーの獲得にも効果的であった。発売前に行われたロケテストでも多くのオペレーター、ユーザーから高い評価を得た[1]

システム

アームは最多で6本で使用できるアーム数がプレイごとに2〜6本と5パターンに変化し、使用できるアームはユーザーが自由に選択できる。基本はキャッチャー部中央の2本のアームを使用してのプレイだが、ユーザーの運次第では基本の2本にプラスされ、最多6本のアームを使ってプレイすることができるようになる。追加アームの数は、コンパネ部に用意されているデジタルルーレットによって決まる。コイン投入が、回転するルーレットをストップボタンを押して停止させ、その時表示されている数字(0〜4)が追加アームの数となる。使用したいアームは、ルーレットの隣にあるボタンで選択することができ、使用しないアームはキャッチャー部に折りたたまれる。ルーレットで4が出た時(6本アーム使用時)にはファンファーレが鳴る。アームスプリングの強さは36段階、追加アーム数を決定するルーレットで出やすい数字を変更するパターンは9種類ある。この2つの設定を組み合わせることで、オペレーターは324パターンの中からロケに合ったマシン調節をすることができる[2]。また、1P、2Pで違う設定にすることも可能。アームの種類は大中小の3種類がある[1]

ファイナルキャッチャー LADY BIRD

ファイナルキャッチャー LADY BIRD
Final Catcher LADY BIRD
ジャンル クレーンゲーム
対応機種 アーケード[AC]
開発元 エイブルコーポレーション
発売元 エイブルコーポレーション
人数 1人
発売日 2003年5月
デバイス 4ボタン
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概要

てんとう虫をモチーフにしたクレーンゲーム。景品を狙うアームがそれぞれ独立して動くため、使用するアームの数をルーレットで決定するという新機構を用いたニュータイプのプライズマシン。キャッチャー部分にはてんとう虫を採用。業界初の6本アーム筐体として発売された[3][4]

システム

足がアーム(6本)になっており、コイン投入後、ルーレットをストップボタンで止めて、2、3、6アームから使用するアーム数を決定する。ほしい景品を狙って、ボタン1でレディバードを手前に移動、ボタン2で左右に移動させて操作。6アーム使用時はスーパーチャンスとなり、景品獲得のビッグチャンス。筐体内のライトの点滅と音による演出がゲームを盛り上げる[4]

脚注

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  1. ^ a b c d 『注目商品ピックアップ』 アミューズメント・ジャーナル 2003年12月号。
  2. ^ アミューズメント・ジャーナル』 アミューズメント・ジャーナル社 2004年4月号。
  3. ^ アミューズメント・ジャーナル』 アミューズメント・ジャーナル社 2003年5月号。
  4. ^ a b 『NEW MACHINE DICTIONARY』”. アミューズメント・ジャーナル. 2018年3月25日閲覧。



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