ピクノーシスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ピクノーシスの意味・解説 

核濃縮

(ピクノーシス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 14:44 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
核濃縮およびその他の核崩壊の形態学的特徴

核濃縮(かくのうしゅく、pyknosisまたはkaryopyknosis、pycnosisの表記も多い ピクノーシス)は、ネクローシス[1]あるいはアポトーシス[2]を遂げる細胞におけるクロマチンの不可逆的濃縮(凝縮)である。核濃縮に続いて核崩壊(核の断片化)が起こる。ピクノーシス(ギリシア語で「濃くする」という意味のpyknonoに由来)は赤血球および好中球(白血球の一種)の成熟においても観察される。成熟中の正染性赤芽球(metarubricyte、赤血球成熟の一段階)は核を除く前に核濃縮し、網赤血球になる。成熟中の好中球は核を複数の連結した分葉へと濃縮する。この分葉核は細胞がその生涯を終えるまで細胞中にとどまる。

濃縮した核は副腎の網状帯英語版でしばしば見られる。また、パラケラチン化上皮中の最外層角化細胞でも見られる。

出典

  1. ^ “Robbins Basic Pathology”. Robbins Basic Pathology: 6, 9–10 (table 1-1). (2007). 
  2. ^ “Classification of cell death: recommendations of the Nomenclature Committee on Cell Death 2009”. Cell Death Differ. 16 (1): 3–11. (January 2009). doi:10.1038/cdd.2008.150. PMC 2744427. PMID 18846107. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2744427/. 

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ピクノーシス」の関連用語

ピクノーシスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ピクノーシスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの核濃縮 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS