ビクトリア山 (ウェリントン)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ビクトリア山 (ウェリントン)の意味・解説 

ビクトリア山 (ウェリントン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/23 06:49 UTC 版)

Mount Victoria
オリエンタル・ベイ英語版から望むビクトリア山
最高地点
標高 196 m (643 ft)
座標 南緯41度17分46秒 東経174度47分46秒 / 南緯41.296056度 東経174.796083度 / -41.296056; 174.796083座標: 南緯41度17分46秒 東経174度47分46秒 / 南緯41.296056度 東経174.796083度 / -41.296056; 174.796083
地形
所在地 ニュージーランド 北島
プロジェクト 山

ビクトリア山(英:Mount Victoria, Mt Vic)またはMatairangiは、ニュージーランド北島ウェリントン市街の東部にある標高196メートル(643フィート)の丘。真南約4キロメートルのところにそびえるアルバート山英語版はビクトリア山の支脈であり、ウェリントン市街東部に南北に延びる尾根で結ばれている。ウェリントン市内の一地域であるマウント・ビクトリア(英:Mount Victoria)地区は、この丘の名前に由来する。

解説

マオリ語名はTangi Te Keoだが[1]、Matairangiの呼称も使われる[2]。前者の名称は、往時海から閉ざされた湖だったウェリントンの港から2頭のタニファが外海に出ようと試みたところ、そのうちの1頭が岸に打ち上げられて死に、その魂がTe Keoという名前の鳥に変化して今日のビクトリア山の頂上まで飛んでいって、そこで悲嘆の鳴き声を上げた(=tangi)という伝承に由来する[1]。後者の名称は、「空を探検する」という意味がある[3]

1931年、ビクトリア山の尾根を貫通するマウント・ビクトリア・トンネル英語版が開通し、西側のウェリントン市街:マウント・ビクトリア英語版地区と東側のハタイタイ英語版地区とが道路で結ばれた[4]

1961年7月1日よりテレビ放送がウェリントンで始まったが、ビクトリア山の山頂にはその送信機が置かれた。1967年、送信機は、より効率の高いウェリントン北部のカウカウ山英語版に移転した[5]

脚注

  1. ^ a b Te Ara: The New Zealand Encyclopedia. Story: Taniwha. http://www.teara.govt.nz/en/taniwha/page-2
  2. ^ Wellington City Council (2016年9月1日). “Mount Victoria / Matairangi Master Plan”. 2023年4月18日閲覧。
  3. ^ Wright + Associates (2015年6月). “Mount Victoria - Matairangi Master Plan - June 2015”. Wellington City Council. 2016年9月1日閲覧。
  4. ^ O'Neil, Andrea (2015年4月13日). “Wellington's Mt Victoria 'tooting tunnel' a tribute to murdered teen”. Stuff英語版. 2023年4月18日閲覧。
  5. ^ “Parliamentary Debates (Hansard)”. 351. New Zealand Parliament. (1967年6月28日). p. 1394 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ビクトリア山 (ウェリントン)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ビクトリア山 (ウェリントン)」の関連用語

1
ヴィクトリア山 百科事典
38% |||||

2
30% |||||

ビクトリア山 (ウェリントン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ビクトリア山 (ウェリントン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのビクトリア山 (ウェリントン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS