ビギニングス (スティーヴ・ハウのアルバム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/30 07:43 UTC 版)
『ビギニングス』 | ||||
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スティーヴ・ハウ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1975年 | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース |
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専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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スティーヴ・ハウ アルバム 年表 | ||||
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『ビギニングス』 (英語: Beginnings) は、スティーヴ・ハウのソロ名義では初となるスタジオ・アルバム。1975年10月31日にアトランティック・レコードから発売された。
1975年から1976年にかけて行われた、イエスの5人のメンバー全員がソロ・アルバムをリリースするという企画の一環で発売された作品で、当該企画の第一弾にあたる。
内容
イエスにおける活動で有名になったスティーヴ・ハウが、イエスの幻想的な世界観や構築美とは異なる音楽表現で制作したソロ・アルバム。フォークやカントリー、バロック音楽など、多様な曲想が用いられている。楽器はアコースティック・ギターを多用している。
作曲と編曲はスティーヴ・ハウ自身によるもの。ギターとボーカルもスティーヴ・ハウ自身が多重録音している。その他、ドラムスのアラン・ホワイトやキーボードのパトリック・モラーツ、サキソフォンのプレイヤーなどがゲスト参加している。 3曲目の「遥かなる海」ではグリフォンのメンバー、マルコム・ベネット(ベース)、デイヴ・オバリー(ドラム)、グレアム・テイラー(ギター)の3人が参加している。
また、1曲目の「ドアーズ・オブ・スリープ」の歌詞の一部は英国の詩人アリス・メネルの「At Night」という詩が引用されている。
日本での発売当初、4曲目の「ロスト・シンフォニー」の邦題がなぜか「ロフト・シンフォニー」と表記されていた(2015年に発売された再発盤では正しく表記されている[4])。
ジャケット・デザインはロジャー・ディーン、日本盤の解説は渋谷陽一が担当し、良い意味で「趣味的なアルバム」と評している。
収録曲
- A面
- ドアーズ・オブ・スリープ Doors of Sleep (4:08)
- オーストラリア Australia (4:13)
- 遥かなる海 The Nature of the Sea (3:57)
- ロスト・シンフォニー Lost Symphony (4:41)
- B面
- ビギニングス Beginnings (7:31)
- ウィル・オー・ザ・ウィスプ Will o' the Wisp (6:00)
- ラム Ram (1:53)
- 歓喜の夜 Pleasure Stole the Night (2:57)
- ブレイク・アウェイ Break Away From It All (4:19)
脚注
- ^ Eder, Bruce. Beginnings - Steve Howe | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年9月8日閲覧。
- ^ “Official Albums Chart Top 60”. Official Charts Company (1975年11月16日). 2020年9月8日閲覧。
- ^ “Billboard 200 Chart”. Billboard (1976年1月31日). 2020年9月8日閲覧。
- ^ スティーヴ・ハウ「ビギニングス」
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