バーナビー・ロス名義使用の真相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 22:45 UTC 版)
「エラリー・クイーン」の記事における「バーナビー・ロス名義使用の真相」の解説
エラリー・クイーンが『レーン最後の事件』で表明しているところでは、最後に意外な犯人の新しいパターンを成立させるために、新しいペンネームと新しい探偵を創造した(先行する3作が4作目のトリックを際立たせる仕組み)ということになる。トリック用ペンネームとでもいうべきクイーンの覇気満々の時代の念の入った仕事である。 なお、クイーン名義の『ローマ帽子の謎』中に「バーナビー・ロス殺人事件」なる語句を挿入し、読者にヒントを与えていたのだと主張している。 かつて「クイーン」と「ロス」の2人がそれぞれ覆面をかぶって公開討論したことがある。2人合同でペンネームを二つ持つという事実が秘密だったから可能になった「二人二役」である。
※この「バーナビー・ロス名義使用の真相」の解説は、「エラリー・クイーン」の解説の一部です。
「バーナビー・ロス名義使用の真相」を含む「エラリー・クイーン」の記事については、「エラリー・クイーン」の概要を参照ください。
- バーナビー・ロス名義使用の真相のページへのリンク