バルダッサーレ・カスティリオーネの肖像とは? わかりやすく解説

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バルダッサーレ・カスティリオーネの肖像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/16 15:32 UTC 版)

バルダッサーレ・カスティリオーネの肖像』(バルダッサーレ・カスティリオーネのしょうぞう、: Portrait de Baldassare Castiglione: Portrait of Baldassare Castiglione)は、イタリア盛期ルネサンスの巨匠、ラファエロが1514-1515年ごろに描いた油彩画である。おそらく画家の最も優れた肖像画というだけでなく、ルネサンスの偉大な肖像画の1つと見なされており[1][2][3]、永続的な影響力を持っている。モデルの人物は、ラファエロの友人で盛期ルネサンスの紳士の典型と考えられている、外交官かつ人文主義者のバルダッサーレ・カスティリオーネである[1][2][3][4][5][6][7]。絵画はカスティリオーネによってマントヴァに運ばれ、1609年までそこにあった[2]が、その後、幾人かの所有者を経て、1661年にマザラン枢機卿の相続人からルイ14世によって取得された[5][6][8]。作品は現在、パリルーヴル美術館に所蔵されている[1][2][3][4][5][6][7]


  1. ^ a b c d e f g h ジェームズ・H・ベック 1976年、160頁。
  2. ^ a b c d e 池上英洋 2009年、9頁。
  3. ^ a b c 三浦朱門・高階秀爾 1985年、93頁。
  4. ^ a b c 石鍋真澄・堀江敏幸 2013年、103頁。
  5. ^ a b c Balthazar Castiglione (1478-1529), écrivain et diplomate”. ルーヴル美術館公式サイト (フランス語). 2023年9月12日閲覧。
  6. ^ a b c d e 『ルーヴル美術館 収蔵絵画のすべて』、2011年、95頁。
  7. ^ a b c d e f 『NHKルーブル美術館IV ルネサンスの波動』、1985年、88頁。
  8. ^ a b c Gowing, 170
  9. ^ Loudon, 43
  10. ^ Cunningham, Reich, 319
  11. ^ a b Beck, 160
  12. ^ a b c Portrait of Baldassare Castiglione (1478–1529), Louvre
  13. ^ a b Jones and Penny, 162
  14. ^ Jones
  15. ^ Beck, 156
  16. ^ a b Ilchman, 201
  17. ^ Writing about the Titian portrait, Serena Padovani disagreed, calling the connection to Portrait of Baldassare Castiglione "rather dubious". Titian: Prince of Painters, 188. Venice, Marsilio Editori, 1990.
  18. ^ Wallace 1968, p. 107.
  19. ^ a b Tinterow, 305
  20. ^ Ackley, 308
  21. ^ White, 200


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