バスチーユの象
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バスチーユの象(フランス語: Éléphant de la Bastille)とは、1813年から1846年にかけてパリに展示されていた象のモニュメントである。もとになるアイディアは1808年にナポレオンが思いついたもので、彼は青銅製の彫刻をバスチーユ広場に設置するつもりだったが、実際に建てられたのは石膏像だった。それでも高さにして24メートルの巨大な模型はそれ自体がひとの目を惹く建造物であり、ヴィクトル・ユゴーが『レ・ミゼラブル』で登場人物の隠れ家として描いてからはまさに不朽の記念碑となった。バスチーユの地に建設された土台の一部は残っているものの、像そのものは7月革命の記念柱に置き換えられている。
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- ^ 『レ・ミゼラブル』:新字新仮名 - 青空文庫 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌より
- 1 バスチーユの象とは
- 2 バスチーユの象の概要
- 3 その後
- 4 ギャラリー
バスチーユの象
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「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の記事における「バスチーユの象」の解説
パリでガヴローシュと二人の兄弟を助けたブレソールとユーグと共に隠れ家として住んでいた場所。
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