バイオロギングの可能性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 06:16 UTC 版)
「バイオロギング」の記事における「バイオロギングの可能性」の解説
まずエンペラーペンギンにバイオロギングを装着した時のマクマード基地近くでの調査ではペンギンの潜水深度は20 m - 100 mであった。それは調査場所の穴は人工的に設けたものであり、自然に穴や亀裂が入っていない所では氷の裏側の窪みに潜む魚を啄んで食べていたからであった。これは人工的に設けたものであるためペンギンの餌が豊富に残っていた事でもあり、ペンギンが餌のために海に入るため浅い所に魚がいれば目的を果たしたことになり浅い所でしか潜らないということは証明された。 人工的に設けた場所での調査であったことから上記の結果になってしまったが、自然が作り出した状況でバイオロギングでの調査を開始すると2万のペンギンが深く潜り、400 m - 520 mほどの深度まで潜水し、潜水時間は最長で約30分、最短でも約6分という事がわかった。 このようにバイオロギングは生物観察が豊かになる可能性がある。
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