ハーベスター (ソフトウェア)とは? わかりやすく解説

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ハーベスター (ソフトウェア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/30 04:07 UTC 版)

Harvester
初版 2020年9月30日 (4年前) (2020-09-30)[1]
最新版
1.5.0 / 2025年4月26日 (34日前) (2025-04-26)
リポジトリ github.com/harvester/harvester
プログラミング
言語
Go
ライセンス Apache-2.0 license
公式サイト harvesterhci.io 
テンプレートを表示

Harvester はオープンソースのクラウドネイティブなハイパーコンヴァージド・インフラストラクチャ(HCI)を実現するソフトウェアである。2020年にSUSEによって公開された。

RancherはKubernetesクラスターを管理するソフトウェアで、2020年12月1日、SUSEに買収されたRancher Labsによって作られた。Harvesterはrancherと統合する機能がv0.3.0で追加され、インフラストラクチャーとワークロードを「single pane of glas」で管理できる機能を備える。

概要

アーキテクチャ

ベアメタル

Harvesterは、ベアメタルサーバーに導入するように設計された、ベアメタルハイパーバイザーである。Harvesterは、ISOディスクやUSBを使った手動インストールも、IPXEようにPXEブートサーバーを用いたネットワークによるインストールもできるようになっている。

OS

Harvesterのディストリビューションは、Elemental Toolkitによって作成されたSUSE Linux Enterprise Micro 5.3のcloud-initに対応した最小版を基盤とし、可能な限りメンテナンスを不要にするため、ルートディスクのほとんどがイミューダブルとなっている。

仮想化

KubevirtはKubernetes上で動作され、仮想化のサポートを提供する。これにより、Harvesterはkubernetesワークロードとして仮想マシンを実行できる。 Harvesterは、ESXiProxmox VEXCP-NG / Citrix XenServerなど、他のハイパーバイザーが提供するほとんどの基本的な機能が提供される。 v1.1.0では、PCIデバイスの受け渡しが実験的な機能としてサポートされており、ハイパーバイザーホスト上のPCIデバイスをVMに直接受け渡すことができる。ハイパーバイザーによって直接使用されていないデバイスを使用できる。これは、GPU-Accelerated Computing 用の GPU や、データベースのような IOPS を重視するために NVMe ストレージを渡す時などに便利である。

ストレージ

ストレージはKubernetesのコンテナストレージインターフェイス(CSI)であるLonghornによって管理されており、vmのストレージはデフォルトでレプリケーションされるよう設定されている。[2] v1.5.0からは、サードパーティのCSIも利用可能になっており、一部制限があるもののRookCephやLVMが使用可能になっている。[3]

関連項目

参照

外部リンク




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