ノースボロ・マナー・ハウスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ノースボロ・マナー・ハウスの意味・解説 

ノースボロ・マナー・ハウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/21 03:24 UTC 版)

ノースボロ・マナー・ハウス
ケンブリッジシャー州イングランド
ノースボロ城に向かうための楼門主塔
座標 北緯52度39分21秒 西経0度17分59秒 / 北緯52.6557度 西経0.2998度 / 52.6557; -0.2998座標: 北緯52度39分21秒 西経0度17分59秒 / 北緯52.6557度 西経0.2998度 / 52.6557; -0.2998
種類 マナー・ハウス(要塞化)
コード GB-EAW
歴史
建築資材 割栗石および装飾された煉瓦[1]

ノースボロ・マナー・ハウス英語: Northborough Manor House)は別名ノースボロ・ホール(Northborough Hall)若しくはノースボロ城(Northborough Castle)とも呼ばれる中世における要塞化されたマナー・ハウス、およびイングランドケンブリッジシャー州ノースボロ英語版にある第一級指定建築物である[1][2][3]

歴史

ノースボロ城はリッチフィールド大司教英語版ロジャー・ノースバーグ英語版によって1333年から1336年にかけて建てられた[4][2]。現在は楼門主塔と大広間のみが残されている。その結果、歴史家のアンソニー・エメリーによれば「ケンブリッジシャーにある要塞化された城の中で最も洗練された城のひとつ」となった[5]。楼門主塔は巨大な門に特色があり、跳ね橋若しくは落とし格子がなかったとはいえ、背後においてはかなりの防衛策が施されていた[6]。境界線に沿って規則的に配置された出窓がある改良された照明装置が施された14世紀に流行した特徴があるこの大広間は壁画による装飾が施されていた[7]。16世紀と17世紀頃には城の増築が行われた[3]

1565年にはジェームズ・クレイポール、1681年にはフィッツウィリアム卿に売却された。通説ではイングランド共和国初代護国卿であるオリバー・クロムウェルの訪問を受けている[2]。1970年代には造園書作家であるロイ・ジェンダースに買収された[8]。今日において楼門主塔は休暇用の貸別荘として利用可能であり、マナー・ハウスは予約した訪問者に開放されている[9]

関連項目

  • イギリスとアイルランドの城英語版
  • イングランドの城の一覧英語版

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b Historic England. "Details from listed building database (1126697)". National Heritage List for England (英語). 2013年11月2日閲覧
  2. ^ a b c NORTHBOROUGH MANOR HOUSE, Northborough - 1126697 | Historic England”. 2021年7月21日閲覧。
  3. ^ a b "Northborough Castle", the Gatehouse webpage, accessed= 21 April 2011.
  4. ^ Astley, p.130: Emery (2006), p.174.
  5. ^ Emery (2006), p.174.
  6. ^ Emery (2006), p.185.
  7. ^ Emery (2007), pp.50-1, 84.
  8. ^ SEE INSIDE: Stunning 700-year-old listed Peterborough manor with links to Oliver Cromwell could be yours” (2017年10月20日). 2021年10月11日閲覧。
  9. ^ Home”. northboroughmanor.co.uk. 2021年7月21日閲覧。

参考文献

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ノースボロ・マナー・ハウスのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ノースボロ・マナー・ハウスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ノースボロ・マナー・ハウスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのノースボロ・マナー・ハウス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS