ヌルラトとは? わかりやすく解説

ヌルラト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/27 13:31 UTC 版)

座標: 北緯54度26分 東経50度48分 / 北緯54.433度 東経50.8度 / 54.433; 50.8

ヌルラトの紋章

ヌルラトロシア語: Нурла́тラテン文字表記の例: Nurlat)、またはノルラトタタール語: Норлат, Norlat)はロシアタタールスタン共和国南部にある都市。サマーラ州との境界に近い。ブグリマ=ベレベーイ丘陵からサマーラ方面へ流れるソク川の支流、コンドゥルチャ川の岸に建つ。

タタールスタンの首都カザンからは南東へ268km。ヌルラトスキー地区の行政中心地でもある。人口は2002年国勢調査で32,527人(1989年ソ連国勢調査では23,507人)。

歴史

19世紀、今日の市街地とは異なる場所にヌルラトの村があった。1905年にシンビルスク(現在のウリヤノフスク)=ブグリマ=チシムィ(バシコルトスタン共和国)=ウファ間のヴォルガ・ブグリマ鉄道の建設が始まり、将来のヌルラト駅に当たる場所に集落ができた。鉄道は1914年に開通した。現在のヌルラトは、ヌルラト駅周辺にできた集落を基とする。

駅前の集落は1930年代都市型集落となり、周囲の村落を吸収して大きくなった。1961年には市の地位を与えられた。

文化・産業・交通

ヌルラト地区のクルバイェヴォ=マラッサ村には、1988年にガブドゥッラー・カリエフ博物館ができた。この博物館は地元生まれの劇作家・俳優でタタール国民劇場を創設したガブドゥッラー・カリエフ(1886年-1920年、本名 Миңлебай Хәйрулла углы)を記念する。

ヌルラトは油田地帯にあり、主な企業にはタタールスタン共和国の石油会社タトネフチの子会社・ヌルラトネフチのほか、タトリテクネフチ、コンドゥルチャネフチなどがあり、いずれも石油採掘など石油関連工業に関わっている。その他、機械工業、建設工業、食品工業(砂糖や食肉)などの工場が建つ。

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