ドロー=ファルニー円
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/31 16:55 UTC 版)

初等幾何学におけるドロー=ファルニー円(ドロー=ファルニーえん、英: Droz-Farny circle)は、三角形に対して定義される円の一つである。シュタイナーによって提起され、1901年にアーノルド・ドロー=ファルニーに解決された。
定義
△ABCの中点三角形を△MAMBMC、垂心をHとする。Hを中心とする円と△MAMBMCのそれぞれの辺の交点と対応する基準三角形の頂点との距離dはすべて等しい。この円をドロー=ファルニー円(Droz-Farny circles)という[1]。
dが外接円半径Rに一致するとき、特に第一ドロー=ファルニー円(First Droz-Farny circle)という[2]。
性質
基準三角形△ABCの外心をO、垂心三角形を△HAHBHCとする。それぞれHA, HB, HCを中心としOを通る円とBC, CA, ABの交点は第一ドローファルニー円上にある。
半径
第一ドロー=ファルニー円の半径は次の式で表される。
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