デヴィッド・ローズ (ギタリスト)とは? わかりやすく解説

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デヴィッド・ローズ (ギタリスト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/01 18:04 UTC 版)

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デヴィッド・ローズ
David Rhodes
デヴィッド・ローズ(2010年)
基本情報
出生名 David John Sydney Rhodes
生誕 (1956-05-02) 1956年5月2日(62歳)
出身地 イングランド
ロンドン
職業 ミュージシャン作曲家
担当楽器 ギター、ボーカル
活動期間 1979年 -
レーベル Society of Sound
共同作業者 ピーター・ガブリエルランダム・ホールド、マンゴ、ブラマンジェ、トーク・トーク、ヴァイタミン Z
公式サイト david-rhodes.uk

デヴィッド・ローズ[1]David Rhodes、1956年5月2日 - )は、イギリスのギタリストシンガーソングライターピーター・ガブリエルとの長年の付き合いで知られている。1979年から1982年までイギリスのロックバンド、ランダム・ホールドのギタリストおよびボーカリストを務め、1980年からガブリエルの主要なスタジオ・ギタリストにしてツアー・ギタリストを務めている。ローズは2枚のソロ・アルバムをリリースしている。

略歴

デヴィッド・ローズは、1956年5月2日にロンドンで生まれた。セントラル・セント・マーチンズで美術を学び、その後、ゴールドスミス・カレッジで彫刻の学位を取得するうちに、音楽への関心を高めていった[2]。卒業して間もなく、ボーカルとリード・ギターを担当するロックバンド、ランダム・ホールドの結成メンバーとなり、レコーディングを開始した。やがてピーター・ガブリエルと一緒に演奏するよう依頼された。最初に登場したのは、1980年のガブリエル3枚目のスタジオ・アルバム『ピーター・ガブリエル III(メルトとも呼ばれる)』であった[3]。それ以来、ローズはガブリエルの主要なスタジオ・ギタリスト兼ツアー・ギタリストとなった[4]

2009年に、最初のスタジオ・アルバム『Bittersweet』をリリースした。そのプログレッシブ・ロック・アルバムは、数々のレイヤー化されたインストゥルメンタル・トラックとエフェクト、そして標準的ではないギター・チューニングを含む、長くて複雑な作曲プロセスを経た産物であった。ローズはそれらの曲をレコーディングする前に何年もかけて作り上げた[5]。レコーディング・スタジオでは幅広い機材を使用していたが、ライブでのセッティングはよりシンプルなセットアップ、ギターのチューニングを簡単に切り替えるギブソン・ロボットギターや、エフェクトとバックグラウンド・トラックを作成するNative Instrumentsというコンピュータ・アプリケーションを使用することにした。翌年には、ベーシストのチャーリー・ジョーンズとドラマーのゲド・リンチと共に『Bittersweet』に伴う短いツアーに乗り出した[6]

2013年にローズがレコーディング・スタジオに戻ることを決心したとき、彼とジョーンズとリンチは、彼らが新しいアルバムのためにツアーで確立したダイナミックな音の再現を想起した。この3人によるトリオはレコーディング・スタジオでリハーサルした後、5日間でインストゥルメンタル・トラックを作った。ボーカル・トラックやその他の制作が完成した後、アルバム『Rhodes』はPledgeMusicを介してリリースされた[6]。ローズはツアーに戻り、リンチと、ウェルチのベーシスト、ギャズ・ウィリアムズと一緒にニュー・アルバムをサポートする演奏を行った[7]

ローズは、EnzoD'Alò監督の映画『Lucky and Zorba』および、ルカ・ルチーニ監督の映画『L'uomo perfetto』、ならびに2001年のビデオゲーム『Atlantis III:The New World』のスコアを担当している。

ディスコグラフィ

ピーター・ガブリエル

ランダム・ホールド

  • Etceteraville (1979年)
  • 『ヴュー・フロム・ヒア』 - The View from Here (1980年)
  • Burn the Buildings (1982年)
  • Overview (2001年)

ヴァイタミン Z

  • 『サーカス・リング』 - Rites of Passage (1985年)

ソロ・アルバム

  • Bittersweet (2009年)
  • Rhodes (2013年) ※デヴィッド・ローズ・トリオ名義

その他の参加アルバム

  • 矢野顕子: 『愛がなくちゃね。』 - Ai Ga Nakucha Ne (1982年)
  • 矢野顕子: 『On the Air』 - On the Air (1992年)
  • 井上鑑 & デヴィッド・ローズ: 『HEAD, HANDS AND FEET』 - Head Hands & Feet (1989年)
  • 井上鑑、ピーター・ガブリエル、デヴィッド・ローズ & 矢野顕子: 『雪のひとひら』 - Snowflake (1998年)
  • 井上鑑: 『クライテリア』 - Criteria (2006年)
  • 杏里: 『TROUBLE IN PARADISE』 - Trouble in Paradise (1986年)
  • ブラマンジェ: 『ハッピー・ファミリー』 - Happy Families (1982年)
  • ブラマンジェ: 『マンジェ・トゥート』 - Mange Tout (1984年)
  • トーク・トーク: 『カラー・オブ・スプリング』 - The Colour of Spring (1986年) ※Track 3 "Life's What You Make It"、Track 5 "Living in Another World"、Track 6 "Give It Up"

フィルム・スコア

  • Lucky and Zorba (1998年)
  • L'uomo perfetto (2005年)

ビデオ・ゲーム

  • Atlantis III: The New World (2001年)

脚注

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  1. ^ デイヴィッド・ローズ」の表記もある。
  2. ^ Vinnicombe, Chris (February 2015). “Rhodes Well Travelled”. Guitarist (Future plc) (390): 53. ISSN 0953-7023. 
  3. ^ About David”. David-Rhodes.uk. 2015年8月25日閲覧。
  4. ^ Cleveland, Barry (2010年12月1日). “David Rhodes Goes It Alone”. Guitar Player. New Bay Media. 2015年5月13日閲覧。
  5. ^ David Rhodes Debut Album Bittersweet”. Bowers-Wilkens.com (2009年8月27日). 2015年8月25日閲覧。
  6. ^ a b Rhodes”. Bowers-Wilkens.com. 2015年8月25日閲覧。
  7. ^ Williams, Gaz (2013年9月26日). “David Rhodes - The Gentleman Guitarist”. GazWilliams.me. 2015年8月26日閲覧。

外部リンク




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