テ・マツア・ナヘレとは? わかりやすく解説

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テ・マツア・ナヘレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/09 02:23 UTC 版)

テ・マツア・ナヘレ
テ・マツア・ナヘレ の分枝部。タネ・マフタと同様、様々な植物が繁茂する。

テ・マツア・ナヘレ (Te Matua Ngahere) はニュージーランド北島ワイポウア森林保護区 にあるカウリAgathis australis の巨木である。

「テ・マツア・ナヘレ」はマオリ語で「森の父」を意味する。体積と樹高は近くに立つタネ・マフタに及ばないが、幹周りはこれを凌ぐ16mの太さがある。これはおそらく南半球で最も太い樹木であろうと言われている。樹齢は定かではないが、2000年近いと推測されている。タネ・マフタと同様、この樹はかつてオークランド半島に広がっていた亜熱帯雨林の木々の残りである。テ・マツア・ナヘレ詳細なサイズは以下の通り[1]

幹周り 16.41 m
幹の高さ 10.21 m
樹高 29.9 m
体積 208.1 m3

この頑健なるフロラの象徴は、2007年7月に北島を襲った強烈な冬の嵐によって、大枝の1つが折れるという深刻な損傷を受けた[2]。このダメージにより、樹の寿命は300年ほど縮まってしまっただろうと言われている。

参考文献

  1. ^ Te Matua Ngahere Walk, Department of Conservation
  2. ^ Storm takes heart of forest king, New Zealand Herald, Friday July 13 2007

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