テスプローティア地方の女王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/26 07:53 UTC 版)
「カリディケー」の記事における「テスプローティア地方の女王」の解説
このカリディケーは、テスプローティアー地方の女王である。イタケー島の王オデュッセウスと結婚し、ポリュポイテースを生んだ。 トロイア戦争後、無事にイタケー島に帰国し、ペーネロペーの求婚者たちを誅殺したオデュッセウスは、海神ポセイドーンの怒りをなだめるためにテスプローティアー地方に赴いて犠牲を捧げようとした。このときカリディケーはオデュッセウスと出会って愛するようになり、自分と結婚して国の王となることを求めた。オデュッセウスはこれに応じ、2人の間にポリュポイテースが生まれた。またオデュッセウスは王として近隣諸国を征服した。散逸した叙事詩『テレゴネイア』によるとオデュッセウスが戦ったのは隣国との戦争であり、カリディケーはこの戦いで戦死した。カリディケーの死後、オデュッセウスは王国を息子に譲り、イタケーに帰ったという。
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