ツァーリ・コロコルとは? わかりやすく解説

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ツァーリ・コロコル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/08 22:14 UTC 版)

ツァーリ・コロコル
ツァーリ・コロコルの位置

ツァーリ・コロコルロシア語: Царь–колокол、「鐘の皇帝」の意)は、ロシアモスクワクレムリン宮殿に展示されているである。重量約160~200トン、高さ6.14メートル、直径6.60メートルである。

1733年から1735年にかけて、ロシア帝国の鋳造職人イワン・モトリンとその息子によって鋳造され、装飾や彫刻などはV・コベレフ、P・ガルキン、P・セレブリャコフらが手がけた。

この鐘が鳴ることは一度もなかった。あまりに重過ぎて持ち上げられなかった[1]のと、1737年に生じた火災の折、一部が欠損してしまったためである。

1836年より、ツァーリ・コロコルはクレムリン宮殿ブラゴヴェシチェンスキー大聖堂広場にある、イワン雷帝の鐘楼脇に展示されている。

なお、この名前をもつ鐘は過去にあと2つ存在し、それぞれ17世紀初頭と1654年に制作された。後者は1701年の火事で焼失し、前者は現在のツァーリ・コロコル鋳造に際して再利用された。

写真

脚注

  1. ^ 東郷正延他編『ロシア・ソビエトハンドブック』p.258。 三省堂/1978年

外部リンク

座標: 北緯55度45分3秒 東経37度37分6秒 / 北緯55.75083度 東経37.61833度 / 55.75083; 37.61833




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