チャロアイトとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > チャロアイトの意味・解説 

チャロアイト【charoite】

読み方:ちゃろあいと

チャロ石


チャロアイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/10 08:50 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
チャロアイト charoite
分類 ケイ酸塩鉱物(イノケイ酸塩鉱物)
化学式 K(Ca,Na)2Si4O10(OH,F)・nH2O
結晶系 単斜晶系
へき開 三方向に明瞭
モース硬度 5 - 6
光沢 ガラス光沢真珠光沢
紫色白色黒色のマーブル模様
比重 2.54 - 2.58
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
テンプレートを表示

チャロアイト (charoite) は、ロシア連邦サハ共和国を流れるチャロ川で調査・発見され、1978年に認定された新鉱物。世界三大ヒーリングストーンの一つとされる。 石言葉は「魅惑」。

性質・特徴

化学組成は K(Ca,Na)2Si4O10(OH,F)・nH2Oで、微量の水を含む。モース硬度は5~6。比重は2.54~2.58。薄紫色の彩色は不純物のマンガンに起因するものであり、その他の不純物としてはバリウムストロンチウム希土類元素などが含まれる。145万年~1億2500万年前に生成されたと推定されている。

産出地

ロシア連邦サハ共和国にあるムルン山塊でのみ産出される。ただ、その希少性から乱掘されているといわれ、鉱床が枯渇するのも時間の問題と思われる。

用途

新鉱物として認定される以前より彫刻素材として利用されてきたが、近年ではパワーストーンとして注目を集め、宝石としての硬度はやや低いがルースとしての需要もあり、チャロアイトを使った装飾品が作られている。

名前の由来

発見された場所がチャロ川であったことからチャロアイトと命名された。また、ロシア語で魅惑を意味するcharoという言葉も命名の由来になったという説がある。

パワーストーン

上述の通り、スギライトラリマーとともに世界三大ヒーリングストーンの一つとされ、パワーストーン愛好家に人気がある。

関連項目

参考文献

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チャロアイト」の関連用語

チャロアイトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チャロアイトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのチャロアイト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS