すぎ‐せき【杉石】
杉石(Sugilite)
Wessels Mine,Kuruman,N.Cape Prov.,South Africa
KNa2(Fe,Mn,Al)2Li3Si12O30 標本の幅約3cm
日本で発見され1977年に新鉱物として発表されました。
明るい紫色が美しい標本です。
杉石(Sugilite)
Wessels mine,South Africa
KNa2(Fe2+,Mn2+,Al)2Li3Si12O30 画像の幅約4mm
愛媛県の岩城島で発見された鉱物で、岩石学者の杉健一氏にちなんで名付けられた鉱物です。
(原産地標本は片山石のページを参照。ウグイス色の部分が杉石)
この標本は有名な南アフリカ産で、珍しい杉石の結晶が観察できます。
杉石(Sugilite)
愛媛県越智郡岩城村船越
KNa2(Fe2+,Mn2+,Al)2Li3Si12O30 画像の幅約1cm、7mm
エジリン閃長岩中のウグイス色(淡黄緑色)をした鉱物が杉石です。
この産地で発見された鉱物で、岩石学者の杉健一氏にちなんで名付け
られました。
杉石は南アフリカ産の美しい紫色をした標本が有名ですが、この産地の
標本は全く異なる色彩をしています。
杉石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/22 23:36 UTC 版)
杉石(すぎせき)[3]は、欧米諸国でスギライト (Sugilite)、ルブライト (Lavulite)、ローヤルアゼール (Royal Azel)と呼ばれ、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は (K,Na)(Na,H2O)2(Fe3+,Ca,Na,Ti,Fe,Mn)2(Al,Fe3+)Li2Si12O30、結晶系は六方晶系。大隅石グループの鉱物。
- ^ a b Sugilite (英語), MinDat.org, 2011年11月9日閲覧。 (英語)
- ^ Sugilite (英語), WebMineral.com, 2011年11月9日閲覧。 (英語)
- ^ a b 松原聰、宮脇律郎 『日本産鉱物型録』東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年、121頁。ISBN 978-4-486-03157-4。
- ^ Armbruster T., Oberänsli R. (1988) Crystal chemistry of double-ring silicates: Structures of sugilite and brannockite. American Mineralogist, 73, 595-600.
- ^ 杉石 / Sugilite (1974-060)、浜根大輔、東京大学物性研究室
- ^ 新鉱物「アルミノ杉石」を発見!、山口大学、2019年6月7日
- ^ 広渡文利, 福岡正人, 近藤裕而 (1981) 愛媛県古宮鉱山の含マンガン杉石. 日本鉱物学会1981年会講演要旨集, 113.
- ^ 広渡文利, 福岡正人 (1988) 日本のマンガン鉱物に関する2,3の問題. 鉱物学雑誌, 18, 347-365.
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- ^ 古本里菜, 福本辰巳, 皆川鉄雄, 浜根大輔 (2012) 岩城島エジリン閃長岩中のekanite, sogdianite. 日本鉱物科学会2012年年会, R1-P15.
杉石
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