ソグディアノスとは? わかりやすく解説

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ソグディアノス

名前 Sogdianus

ソグディアノス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/17 09:49 UTC 版)

ソグディアノス
سغدیانه
ペルシア
ソグディアノスの時代のものと考えられるダリク
在位 紀元前424年 - 紀元前423年
別号 大王
諸王の王
諸邦の王英語版
古代エジプト

死去 紀元前423年
ペルセポリス
王朝 アケメネス朝
父親 アルタクセルクセス1世
母親 アロギュネ
宗教 イラン宗教(ゾロアスター教?)
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ソグディアノスペルシア語: سغدیانه Soġdiāna ソグディアーナ、「ソグド人」の意古代ギリシア語: Σογδιανός Sogdianós、? - 紀元前423年)は、アケメネス朝ペルシア帝国(在位:紀元前424年 - 紀元前423年)に短期間在位したと伝わる人物。

紀元前424年の王アルタクセルクセス1世の死後、その息子で王太子(正室ダマスピアの息子)のクセルクセス2世が王位を継いだ。ところがわずか数週間後、異母弟(バビロニア出身の側室アロギュネの息子)のソグディアノスがクセルクセスを暗殺して王位を簒奪した。さらにその数ヶ月後、別の異母弟(バビロニア出身の側室コスマルテュデネの息子でヒュルカニア英語版総督)のオコスが蜂起した。ソグディアノスが騎兵隊長アルバリオスに暗殺されたのち、オコスは王ダレイオス2世として即位した。

以上の事績がクニドスの歴史家クテシアスが伝えるところであるが、今日の歴史学ではクテシアスの著述は信憑性に乏しいと評価されている。同時代のバビロニアの史料によれば、おそらくはアルタクセルクセス1世の死後、3兄弟がそれぞれの領地に分立して後継者を自称し、最終的にダレイオス2世が勝利したと考えるのが妥当である[要出典]。アルタクセルクセス1世の最後の碑文は紀元前424年12月24日、ダレイオス2世の最初の碑文は前423年1月10日と年代付けられている。

文献

  • Pierre Briant: From Cyrus to Alexander: A History of the Persian Empire. Winona Lake 2002.

外部リンク

先代
クセルクセス2世
ペルシア
アケメネス朝
紀元前424年 - 紀元前423年
次代
ダレイオス2世
先代
クセルクセス2世
古代エジプト
第1アケメネス朝(第27王朝
紀元前424年 - 紀元前423年
次代
ダレイオス2世


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