スチュアート・アトウェル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 23:22 UTC 版)
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個人情報 | |||
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誕生日 | 1982年10月6日(42歳) | ||
出身地 | ![]() ウォリックシャーナニートン |
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国内 | |||
年 | リーグ | 役割 | |
2007–2016 | EFL | 審判員 | |
2008–2012; 2016– | プレミアリーグ | 審判員 | |
国際 | |||
年 | リーグ | 役割 | |
2009- | FIFA登録 | 審判員 |
スチュアート・スティーブン・アトウェル(Stuart Steven Attwell、1982年10月6日 - )はイングランド・ウォリックシャーナニートン出身のサッカー審判員。プレミアリーグを主に担当する。
2008年に史上最年少でプレミアリーグデビューを果たす[1]も、2012年にセレクトグループから降格、2016年に復帰を果たした[2]。
来歴

2004年にスタッフォードシャー大学を卒業。幼少期から審判に憧れており、地元の試合からノンリーグ、ウェスト・ミッドランズ (リージョナル) リーグ、フットボールリーグ (EFL) へとステップアップしていった[3]。
EFLの審判員に昇格したのは2007–08年シーズンを控えた頃で、2007年8月11日のEFLリーグ2・ヘレフォード・ユナイテッド対ロザラム・ユナイテッドの試合でEFL初担当。EFLリーグ1ではスウォンジー・シティ対ジリンガム戦が初担当となった。さらに2007年12月26日にはシェフィールド・ユナイテッド対ブラックプール戦でEFLチャンピオンシップデビューを果たし、同シーズンに5試合を担当した。また2008年5月26日にはウェンブリー・スタジアムで行われたEFLリーグ2プレーオフ決勝・ロッチデール対ストックポート・カウンティの試合を担当した[4]。
2008-09シーズンを前にセレクトグループに昇格し[5]、PGMOLとの間でフルタイム雇用契約を結ぶ。2008年6月25日、史上最年少の弱冠25歳にしてプレミアリーグ担当となることが決定した[6]。 同年8月23日、ブラックバーン対ハル・シティの試合でプレミアリーグデビュー[7]。
2008年9月28日に行われたEFLチャンピオンシップ・ワトフォード対レディングの試合の13分、 レディングのノエル・ハント がゴールの外側に外したシュートをゴールと認定してしまう、いわゆる「ゴーストゴール」を生じさせてしまい[8][9]、主審を務めたアトウェルは線審を務めたナイジェル・バニスター共々試合割り当てから外される事態となった。
2008年12月20日、アトウェルは2009年のFIFA国際審判員リストに登録されることになった。それ以前からUEFAチャンピオンズリーグで第4審を務めるなどして国際試合の経験を積んでいた。
2010年、フットボール・アソシエーション(FA, イングランドサッカー協会)と日本サッカー協会 (JFA) との「審判交換プログラム」によりアンソニー・テイラーと共に来日、3週間にわたりJリーグの試合を担当した[10]ほか、同年8月4日に行われたスルガ銀行チャンピオンシップ2010・FC東京対LDUキトも担当した[11]。
2012年2月、アトウェルはセレクトグループのリストから外れ、フットボールリーグの審判を務めることになった。本人とPGMOLの双方合意に基づくもので、PGMOLのゼネラルマネージャーマイク・ライリーは、アトウェルが審判として成長しトップレベルに復帰することに期待を寄せた[12]。
2014年10月にプレミアリーグの審判に復帰[13]、2016年3月には正式にセレクトグループの審判員に再昇格を果たした[2]。2025年5月17日にはFAカップ決勝・クリスタル・パレス対マンチェスター・シティの主審を務めている。
出典
- ^ McKenzie, Andrew (2008年6月25日). “Premier League names youngest ref”. BBC Sport. オリジナルの2020年3月11日時点におけるアーカイブ。 2009年6月6日閲覧。
- ^ a b “Attwell and Tierney promoted to Select Group” (英語). www.premierleague.com (2016年3月23日). 2016年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月20日閲覧。
- ^ “Staffs graduate is Premier League's youngest ever referee”. 2014年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月8日閲覧。
- ^ “SB Atwell 2007–08”. Soccerbase. 2009年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月8日閲覧。
- ^ “PGMOL Coaching Structure 2008/09 Confirming Attwell as a Select Group Referee”. Ref World. 2011年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月8日閲覧。
- ^ Vitalnetwork Ltd. “Hereford United – Ref Watch: Stuart Attwell”. Hereford.vitalfootball.co.uk. 2008年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月6日閲覧。
- ^ Cheese, Caroline (2008年8月23日). “BBC Football – Premier League Blackburn 1–1 Hull”. BBC Sport. オリジナルの2008年8月28日時点におけるアーカイブ。 2009年6月6日閲覧。
- ^ “Phantom goal will haunt rookie referee”. The Guardian (London). (2008年9月21日). オリジナルの2008年9月25日時点におけるアーカイブ。 2020年8月26日閲覧。
- ^ “Watford 2–2 Reading”. BBC News. (2008年9月20日). オリジナルの2009年1月16日時点におけるアーカイブ。 2011年1月23日閲覧。
- ^ “交流プログラム(2008~2024)|審判”. JFA.jp. 日本サッカー協会. 2025年6月28日閲覧。
- ^ “スルガ銀行チャンピオンシップ2010TOKYO マッチレポート”. 日本サッカー協会. 2025年6月28日閲覧。
- ^ “Attwell leaves select group” (英語). Sky Sports (2012年2月15日). 2022年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月20日閲覧。
- ^ Ley (2014年10月28日). “Referee Stuart Attwell back in the Premier League after three years spent rebuilding career”. Telegraph. 2022年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月20日閲覧。
外部リンク
- スチュアート・アトウェル - Transfermarkt.comによる審判データ
- スチュアート・アトウェルのページへのリンク