スタニスワフ・コワルスキーとは? わかりやすく解説

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スタニスワフ・コワルスキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/19 04:02 UTC 版)

スタニスワフ・コワルスキー(Stanisław Kowalski、1910年4月14日 - 2022年4月5日)は、ポーランドアマチュアアスリート長寿の男性。ドルヌィ・シロンスク県在住。2018年3月19日にヨセフ・ジェルクが死去して以来、ポーランド最高齢男性となっており、死去した時点ではヨーロッパ全体でも男性最高齢、ポーランド国内では男女を含めてもテクラ・ユニェヴィチに次ぐ2番目に長寿の人物であった。また、ポーランドの歴代最高齢男性でもあり、110歳、111歳の誕生日を迎えた最初の男性であった。

スタニスワフ・コワルスキー(2015年)

来歴

1910年4月14日、出生。同地で30代後半まで暮らした。主に鉄道員として働いていた。天候にかかわらずサイクリングを行っており、数十年間続けたという。1952年に軍事訓練場の境界線が広がった際に引っ越しを行い、そこで農場を経営することとなった。また、母親は99歳まで生きている長寿の家庭出身である。

2014年5月10日、当時104歳ながら100m走を32.79秒で走破し、100歳以上の部門でヨーロッパ新記録を樹立した[1]2015年にトランで開催された退役軍人選手権にも出場し、世界最高齢のアスリートとなった。その日も100m走を34.5秒で走破し、砲丸投で4.27メートル、円盤投においても7.5mの記録を出した[注 1]。その後2016年に現役アスリートを引退することとなった[4]。2019年にふたたびレースを行う気持ちを表明したが、体調の関係から辞退することとなった。長寿の秘訣として、「医者に行かないこと」「望むことは何でもすること」などと語っている。

2022年4月5日に死去。111歳356日没。112歳の誕生日の9日前だった[5]

脚注

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注釈

  1. ^ ギネス世界記録はコワルスキーの記録を公認しておらず、2022年4月現在も宮崎秀吉を記録保持者と認定している[2][3]

出典

  1. ^ Contributor, Boredom Spieth (2017年6月22日). “Meet Stanislaw Kowalski: The 105-year-old sprinter” (英語). The Versed. 2021年9月28日閲覧。
  2. ^ Zaccardi, Nick (2015年9月26日). “Hidekichi Miyazaki, 105, not the true Guinness World Record holder” (英語). NBCスポーツ. NBC Universal. 2019年7月2日閲覧。
  3. ^ Oldest competitive sprinter” (英語). Guinness World Records Limited. 2022年5月14日閲覧。
  4. ^ Skończył 111 lat, jest najstarszym mężczyzną w Polsce. Jeszcze kilka lat temu startował w zawodach sportowych” (ポーランド語). TVN24. 2021年9月28日閲覧。
  5. ^ Stanisław Kowalski nie żyje. Najstarszy mężczyzna w Polsce za kilka dni skończyłby 112 lat” (ポーランド語). wroclaw.se.pl (2022年4月5日). 2022年4月6日閲覧。



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