ジャイアント・ボイドとは? わかりやすく解説

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ジャイアント・ボイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/07/20 12:30 UTC 版)

ジャイアント・ボイド
Giant Void
仮符号・別名 AR-Lp 36
Giant Void in NGH
分類 超空洞
発見
発見年 1998年
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 13h 01m(中心部)
赤緯 (Dec, δ) +38° 42′(中心部)
赤方偏移 0.107(中心部)
見かけの後退速度 30370 km/s
実際の後退速度 31370 km/s
見かけの距離 13.8億 光年
実際の距離 14.5億 光年
物理的性質
直径 10 - 13億 光年
(300 - 400Mpc)
■Project ■Template

ジャイアント・ボイド (Giant Void) とは、超空洞の1つである。AR-Lp 36とも呼ばれる。

ジャイアント・ボイドは、中心部が赤緯13h 01m、赤経+38° 42′にある超空洞で、銀河の北半球 (NGH・Northern Galactic Hemisphere) に存在することから、NGHのジャイアント・ボイド(Giant Void in NGH)とも呼ばれる。1998年に発見された。中心部の赤方偏移の値は0.107であり、これは、地球からの見かけの距離が13億8000万光年、実際の距離が14億5000万光年であることを示している。

ジャイアントという名の通り、その直径は10億光年から13億光年(300 - 400Mpc)という巨大なものである。これは、特に巨大なスーパーボイドとして知られている直径5億光年エリダヌス座スーパーボイド(ただしボイドかは不明)や3.7億光年の南ローカル・スーパーボイドなどの2倍以上の大きさを持つ。直径2億光年のおとめ座超銀河団や差し渡し5.5億光年のとけい座超銀河団ですらその中に収まる。ジャイアント・ボイドに収まりきらない構造物は、U1.27(直径40億光年)とスローン・グレートウォール(長さ13.8億光年)のみである。

出典

座標: 13h 01m 00s, +38º 42' 00''




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