シュタイナー木とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > シュタイナー木の意味・解説 

シュタイナー木

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 19:08 UTC 版)

シュタイナー木(Steiner tree)とは、辺の集合Eと頂点の集合Vから成る無向グラフG=(V,E)と、ターミナルと呼ばれるVの部分集合Tが与えられたとき、Tの全ての頂点を連結する木のことである。定義より、T=Vのとき、シュタイナー木は全域木となることは明らかである。特に、辺が重みづけされたグラフGにおいて、Tのシュタイナー木を構成する辺の重みの総和が最も小さいシュタイナー木のことを最小シュタイナー木(Minimum Steiner tree)と呼ぶ。最小シュタイナー木を求める問題はシュタイナー問題、 最短連結問題、最短ネットワーク問題などと呼ばれ、NP困難であることが知られている。最小シュタイナー木問題を解くアルゴリズムを「シュタイナー木アルゴリズム」と呼ぶ。シュタイナー木アルゴリズムの一例として、Dreyfus–Wagner法[1]などがある。


  1. ^ S. Dreyfus, R. Wagner, “The Steiner problem in graphs,” Networks 1, pp.195-207, (1972).


「シュタイナー木」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シュタイナー木」の関連用語

シュタイナー木のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シュタイナー木のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシュタイナー木 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS