シグエンサとは? わかりやすく解説

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シグエンサ

名前 Sigüenza

シグエンサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/24 18:36 UTC 版)

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Sigüenza

  


 カスティーリャ=ラ・マンチャ州
 グアダラハーラ県
面積 386.87 km²
標高 1005m
人口 4,356 人 (2018年)
人口密度 11.26 人/km²
Sigüenza
スペイン内シグエンサの位置
Sigüenza
グアダラハーラ県内シグエンサの位置

北緯41度04分09秒 西経02度38分21秒 / 北緯41.06917度 西経2.63917度 / 41.06917; -2.63917座標: 北緯41度04分09秒 西経02度38分21秒 / 北緯41.06917度 西経2.63917度 / 41.06917; -2.63917

シグエンサスペイン語: Sigüenza)は、スペインカスティーリャ=ラ・マンチャ州グアダラハーラ県ムニシピオ(基礎自治体)。県北部に位置し、県都グアダラハーラから73km離れている。

地勢・経済

イベリコ山系セントラル山系に近接する。自治体の中で標高の低い場所でも標高950m程度を有する。シグエンサから12km離れたオルナでエナレス川が発する。ドゥルス川とサラド川は、エナレス川の重要な支流である。

農業と牧畜業が伝統的に行われてきたが、現在は多様化し、サービス業と観光業が多くを占めてきている。

歴史

シグエンサは、かつてケルティベリア人アレヴァシ族英語版の定住地セゴンティア(Segontia)があった地である。現在、旧市街を意味するビリャビエハ(Villavieja)は、現在のシグエンサ市街から半リーグの場所にある。リウィウスは、ケルティベリア人とのカトーの戦いについての論争の中で、この町に触れた。

ローマ帝国西ゴート王国ムーア人と、数世紀の間に支配者は移り変わった。シグエンサ司教座の歴史は非常に古く、589年に行われた第三回トレド公会議に代表を送っている。イスラム支配下でもキリスト教徒は信仰が保証され、シグエンサ司教座は絶えなかった。しかし、後にシグエンサから人口が流出し打ち捨てられたらしい。カスティーリャアルフォンソ6世がこの地域全体を征服した際、征服した都市の中にシグエンサの名が上がっていないからである。再植民が行われた後の1123年頃、初代シグエンサ司教としてベルナルド・デ・セディラクが着任した。1140年3月10日、アルフォンソ7世はシグエンサ司教を、シグエンサの封建領主とした。その後14世紀まで、シグエンサ司教は小規模な司教公領を保持し続けた。シグエンサは第一次カスティーリャ継承戦争において重要な役割を演じた。1355年、ペドロ1世の王妃ブランカ・デ・ボルボーンがシグエンサ城に幽閉された。

1468年、ペドロ・ゴンサーレス・デ・メンドーサ英語版がシグエンサ司教となった。彼はイサベル1世の元で権世を誇った政治家であり、シグエンサ司教座をトレド大司教座と統合した。

スペイン内戦では、フランコ側のグアルディア・シビルが町の最も高い場所にある城を要塞化する一方で、共和軍が低い場所にある大聖堂を確保していた。

史跡

  • サンタ・マリア・デ・シグエンサ大聖堂スペイン語版 - シグエンサ大聖堂とも。初代司教ベルナルド時代の1124年に建造。カスティーリャ王アルフォンソ6世やアラゴンアルフォンソ1世が導入した厳律シトー会の影響が大きい。ロマネスク様式ゴシック様式の混合。現在はシグエンサ=グアダラハーラ司教座聖堂。
  • シグエンサ城スペイン語版 - 12世紀に建てられたイスラム建築を元とする。中世はシグエンサ司教が所有していた。14世紀から19世紀まで幾度も修繕作業が行われてきた。現在はスペイン国営のパラドール(歴史文化財を利用した豪華な国営ホテル)となっている。
  • ウエルトスの聖母修道院スペイン語版 - 16世紀完成。聖クララ会の女子修道院。ゴシック様式とルネサンス様式の混合。

交通

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