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シンズ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/27 09:24 UTC 版)

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ザ・シンズ
The Shins
基本情報
出身地 アメリカ合衆国
ニューメキシコ州アルバカーキ
ジャンル インディー・ロック
ロック
ポップ・ミュージック
活動期間 1997–
レーベル サブ・ポップ
トランスグレッシヴ (distributing label)
カーゴ・レコーズ (distributing label)
公式サイト www.theshins.com
メンバー James Mercer
Yuuki Matthews
Mark Watrous
Casey Foubert
Jon Sortland
Patti King
旧メンバー Neal Langford
Jessica Dobson
Jesse Sandoval
Dave Hernandez
Eric D. Johnson
Ron Lewis
Martin Crandall
Joe Plummer
Richard Swift

ザ・シンズThe Shins)はアメリカ合衆国ニューメキシコ州アルバカーキ出身のロック・バンド。透明で、郷愁を想い起こさせるボーカルと、複雑に変遷する流麗な旋律、深い楽典素養から引き出される音の無常さを有し、インディーズレーベル所属のロックバンドでありながら、米国、カナダ、英国、豪州など各国で異例の評価を得ている。代表曲に映画『ガーデン・ステート』でも取り上げられた「New Slang」や「So Says I」、「Phantom Limb」などがある。

来歴

ライブで演奏するバンド(2012年)

ローファイバンドFlake musicを母体とし、同バンド解散後、ザ・シンズ名義で7インチシングルを2作品発表、その後モデスト・マウスとツアーを行い、その中途、ニルヴァーナマッドハニーらグランジ・バンドを輩出したことで有名な、サブ・ポップレーベルと契約する[1]

2001年、最初のアルバム、『Oh,Inverted World』を発表。

オレゴン州ポートランドに活動拠点を移した後、2003年、2作目『Chutes Too Narrow』を発表。本国アメリカで非常に高い評価を受ける。

2007年、3作目のアルバム、『Wincing the Night Away』を発表。米国での発売週の売り上げは11万8000枚。これによりビルボードチャート第2位を獲得する。さらに世界各国でもヒットとなり、本国アメリカはもちろん、世界各国における評価を確立する。7月にはフジロックに出演し、ホワイト・ステージを沸かせた。さらに11月には、単独での来日公演も果たす。

2008年6月20日に、デビューから所属していたレーベル、サブ・ポップを離れ、自主レーベルのもとで活動していくことを発表する[2]

2009年、ヴォーカルのジェイムズ・マーサーはナールズ・バークレイのデンジャー・マウスこと、ブライアン・バートンとともにブロークン・ベルズを結成した。

2012年、5thアルバム『Port of Morrow』を発表。

2017年、6thアルバム『Heartworms』を発表。

2018年、7thアルバム『The Worm's Heart』を発表。

評価

2001年にザック・ブラフの映画『ガーデン・ステート』に楽曲を提供する[1]。彼らの楽曲が収録された同映画のサウンドトラック・アルバムは、2004年のグラミー賞において『最優秀サウンドトラック・アルバム - Best Compilation Soundtrack Album for a Motion Picture, Television or Other Visual Media』を受賞[3]。また、アルバム『ウィンシング・ザ・ナイト・アウェイ』は、2008年のグラミー賞で、『最優秀オルタナティブ・アルバム - Best Alternative Music Album』にノミネートされた[4]

メンバー

ボーカルのジェイムズ・マーサー(2014年)

現在のメンバー

  • James Mercer - ボーカル、ギター (1996–)
  • Yuuki Matthews – ベース、キーボード (2011–)
  • Mark Watrous – ギター、キーボード (2014–)
  • Casey Foubert – ギター (2016–)
  • Jon Sortland – ドラムス (2016–)
  • Patti King – キーボード (2016–)

過去のメンバー

  • Jesse Sandoval – ドラムス (1996–2009)
  • Martin Crandall – キーボード (1998–2009) ベース (1998–2000, 2003–2009)
  • Dave Hernandez – ベース、ギター (1998–2000, 2003–2009)
  • Neal Langford – ベース (2000–2003)
  • Eric Johnson – ギター、キーボード (2007–2011)
  • Ron Lewis – ベース (2009–2011)
  • Joe Plummer – ドラムス (2009–2016)
  • Jessica Dobson – ギター、ベース、キーボード (2011–2013)
  • Richard Swift – キーボードなど (2011–2016; died 2018)

ディスコグラフィ

アルバム

  • ホウェン・ユー・ランド・ヒア、イッツ・タイム・トゥー・リターン When You Land Here, It's Time to Return (1997年)
  • オー、インヴァーテッド・ワールド Oh, Inverted World (2001年)
  • シューツ・トゥー・ナロー Chutes Too Narrow (2003年) 86位 (米) 82位 (英)
  • ウィンシング・ザ・ナイト・アウェイ Wincing the Night Away (2007年) 2位 (米) 2位 (カナダ) 5位 (豪) 16位 (英) 8位 (アイルランド)
  • Port of Morrow (2012年)
  • Heartworms (2017年)
  • The Worm's Heart (2018年)

ライブアルバム

  • ライヴ・アット・サードマン・レコーズ The Shins Live at Third Man Records (2013年)[5]

EP

  • スポーク Spork (1995年)
  • ネイチャー・ベアーズ・ア・ヴァキューム Nature Bears a Vacuum (1998年)
  • ホウェン・アイ・グースステップ When I Goose-Step (1999年)
  • ノウ・ユア・オニオン! Know Your Onion! (2002年)
  • ソー・セッズ・アイ So Says I (2003年)
  • ファイティング・イン・ア・サック Fighting in a Sack (2004年)
  • ライブ・セッション・EP Live Session EP (iTunes限定リリース) (2007年)

受賞歴

来日公演

  • 2005年
    • 1月30日 大阪 Shinsaibashi Club Quattro
    • 1月31日 東京 ASTRO HALL
  • 2007年
    • 7月29日 新潟 苗場スキー場 - Fuji Rock Festival
    • 11月12日 東京 渋谷CLUB QUATTRO
    • 11月13日 東京 渋谷CLUB QUATTRO
    • 11月14日 名古屋 CLUB QUATTRO
    • 11月15日 大阪 心斎橋CLUB QUATTRO
  • 2012年
    • 7月29日 新潟 苗場スキー場 - Fuji Rock Festival
  • 2017年
    • 11月28日 東京 渋谷CLUB QUATTRO

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b The Shins Bio”. Rolling Stone. 2016年11月13日閲覧。
  2. ^ Cortney Harding (2008年6月20日). “The Shins Releasing Next Album On Frontman's Label”. Billboard. 2016年11月13日閲覧。
  3. ^ Past Winners Search”. Grammy. 2016年11月13日閲覧。
  4. ^ GRAMMY 2008 WINNERS LIST”. MTV (2008年2月10日). 2016年11月13日閲覧。
  5. ^ Jenn Pelly (2013年6月13日). “Jack White's Third Man Records to Release the Shins, the Kills Live Albums”. Pitchfork. 2016年11月13日閲覧。

外部リンク




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