サンドロ・シェーラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/28 03:50 UTC 版)
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個人情報 | |||
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フルネーム | Sandro Schärer | ||
誕生日 | 1988年6月6日(36歳) | ||
出身地 | ![]() シュヴィーツ州 |
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国内 | |||
年 | リーグ | 役割 | |
2011- | チャレンジリーグ | 審判員 | |
2013- | スーパーリーグ | 審判員 | |
国際 | |||
年 | リーグ | 役割 | |
2015- | FIFA登録 | 審判員 |
サンドロ・シェーラー(Sandro Schärer、1988年6月6日 - )は、スイス・シュヴィーツ州出身のサッカー審判員。2015年から国際サッカー連盟 (FIFA) に国際審判員として登録されている[1]。
来歴
高校卒業後、バーゼル大学でスポーツ科学と地理を学び、当初は様々な高校で代用教員として、あるいはスキーのインストラクターとして働いた[2]。 2016年以降は審判業務に加え、スイスサッカー協会 (SFV) が運営する審判の人材育成プログラム「レフェリーアカデミー」の責任者を務めている[3]。
審判としてのキャリア
2005年に審判員としての研修を受けた後は急速に頭角を現し、2011年には24歳にしてチャレンジリーグ(スイス2部)の審判を務める[4]。2013年にはFCローザンヌ・スポルト対FCトゥーン戦で主審を務め、スーパーリーグを初担当。2020年にはスイス・カップ決勝・FCバーゼル対BSCヤングボーイズの試合を担当した[5]。
国際主審としてのデビューはUEFA U-17欧州選手権2015の予選。同年7月9日にはUEFAヨーロッパリーグ 2015-16の予選1回戦・エルフスボリ対ラハティの2ndレグを担当した。2017年5月にはイタリアとサンマリノの国際親善試合で初めて国際Aマッチの審判を務めた。以降、UEFAヨーロッパリーグのグループステージやUEFAチャンピオンズリーグの予選では定期的に主審を担当している[6]。2020年10月、バルセロナ対フェレンツヴァロシュの試合で初めてUEFAチャンピオンズリーググループステージの主審を担当、2011年のマッシモ・ブサッカ以来となるスイス人主審となった[7]。
2021年には、ハンガリーとスロベニアで共催されたUEFA. U-21欧州選手権2021の審判員15名の一人に選出、準決勝のドイツ対オランダを含む3試合を担当した[8]。同年開催されたUEFA EURO 2020では第4審や審判団の交代要員となる「サポートマッチオフィシャル」に選ばれ[9]、5試合で第4審を務めた。
2021/22シーズン後半には欧州サッカー連盟 (UEFA) における審判の最上位カテゴリーであるUEFAエリートに昇格[10]。2023年には2023 FIFA U-20ワールドカップ審判団への招聘が内定していたが、ふくらはぎの負傷により参加を断念せざるを得なくなる[11]。この怪我の後遺症の影響は長引き、2023/24シーズンの大半を棒に振ることになる。その後、2024年にドイツで開催されたUEFA EURO 2024の審判団に副審のステファン・デ・アルメイダ及びべキム・ゾガイとのチームで選ばれ国際舞台への復帰を果たし[12]、2010 FIFAワールドカップの審判団に選ばれたマッシモ・ブサッカ以来14年ぶりとなる主要大会でのスイス人主審となった。EURO2024ではグループステージ2試合を担当したが、2試合目のグループF・ポルトガル対ジョージアの試合では、副審のデ・アルメイダがポルトガルにルーツを持つとの理由からドイツ人のステファン・ルップ(フェリックス・ツヴァイヤーと審判チームを組んでいた)に差し替えられた[13]。
シェーラーは2024/25シーズンの開幕を告げる2024 UEFAスーパーカップ・レアル・マドリード対アタランタBC(ワルシャワ国立競技場)の主審を務め、初めて国際大会の決勝戦の笛を吹いた[14]。
出典
- ^ “FIFA International List of Match Officials”. INSIDE FIFA. 2025年1月26日閲覧。
- ^ “Er liebt es, wenn es knifflig wird”. Tages-Anzeiger (2019年8月6日). 2025年1月27日閲覧。
- ^ “Sandro Schärer: Der eigene Vorreiter”. Football.ch (2019年7月8日). 2021年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月27日閲覧。
- ^ “Sandro Schärer: Der eigene Vorreiter”. Football.ch (2019年7月8日). 2021年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月27日閲覧。
- ^ “Sandro Schärer pfeift den Final des Helvetia Schweizer Cup 2020”. Football.ch (2020年8月21日). 2021年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月27日閲覧。
- ^ “Sandro Schärer - schiedsrichter”. Transfermarkt.jp. 2025年1月27日閲覧。
- ^ “Champions League: Sandro Schärer darf in Königsklasse pfeifen” (ドイツ語). Nau.ch. 2025年1月27日閲覧。
- ^ “2021 UEFA Under-21 Championship (Group Stage from 24 to 31 March 2021) - Selected Officials (UPDATED)”. Law5 - The Referee (2021年3月3日). 2025年1月28日閲覧。
- ^ “UEFA EURO 2020 Referees and Asisstant Referees”. UEFA. 2025年1月28日閲覧。
- ^ “UEFA Referee Categories for the second half of season 2021/22”. Docdroid.net. 2025年1月28日閲覧。
- ^ “Sandro Schärer verletzt” (ドイツ語). Football.ch (2023年5月19日). 2025年1月28日閲覧。
- ^ “UEFA EURO 2024 Referees and Assistant Referees”. UEFA. 2025年1月28日閲覧。
- ^ “Schweizer Schiri-Assistent wurde von EM-Spiel abgezogen”. 20min.ch (2024年6月28日). 2025年1月28日閲覧。
- ^ “Sandro Schärer to referee the 2024 UEFA Super Cup” (英語). UEFA.com (2024年7月26日). 2025年1月28日閲覧。
外部リンク
- サンドロ・シェーラー - Transfermarkt.comによる審判データ
- サンドロ・シェーラーのページへのリンク