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ケニー・ハリソン (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 08:54 UTC 版)

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ケニー・ハリソン
Kenny Harrison
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 ハワイ州カイルア
生年月日 (1971-11-08) 1971年11月8日(49歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 1996年 アマチュアFA
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ケネス・ジョン・ハリソンKenneth John Harrison, 1971年11月8日 - )は、アメリカ合衆国ハワイ州出身の野球選手外野手)。長打力があり、変化球に対応する器用さや盗塁能力も兼ね備えていた[1]

経歴

ハワイ大学では4年間で打率.341、11本塁打の成績を残し、特に最終学年の4年生では打率.389、8本塁打、60打点でウエスタン・アスレチック・カンファレンスのMVPに選出されている[1]1993年のMLBドラフト2巡目でミネソタ・ツインズから指名を受けたが、MLBの選手としては体格が大柄ではなく、プロとして金銭的な報酬を求めるならNPBの方が適していると考え、入団を拒否[2]。ハワイに遠征してきた東京六大学選抜との対戦経験などから、日本式の厳しい練習で成長しNPBで活躍することを目指して1994年社会人野球川崎製鉄千葉に入社した[2]。MLBのドラフト指名を受けた選手が社会人野球でプレーするのはデレク・タツノ以来、史上2人目となった。

訪日直後の3月のJABA東京スポニチ大会から3番・右翼手としてスタメンで起用され、1本塁打を含む9打数3安打の成績を残している[2]同年の都市対抗では本塁打を放ち、日本選手権ではチームのベスト8進出に貢献して優秀選手に選出された。翌1995年も公式戦打率.417の打撃で都市対抗出場に貢献したが、外国人選手枠との兼ね合いなどから獲得に至るNPBの球団は現れなかった[3]。2年間で公式戦打率.324、9本塁打の成績を残したが、コミュニケーション面での鬱積などもあり、2年契約の満了に伴い同年9月をもってアメリカに帰国[4]1996年ピッツバーグ・パイレーツ傘下(当時)のA+級リンチバーグ・ヒルキャッツでプレーした[5]

脚注

  1. ^ a b 毎日新聞、1994年3月6日付朝刊、P.17
  2. ^ a b c 朝日新聞、1994年3月19日付朝刊、P.3
  3. ^ 朝日新聞、1995年7月22日付夕刊、P.8
  4. ^ 毎日新聞、1995年9月30日付朝刊、千葉地方面
  5. ^ baseball-reference.com マイナー成績

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