ケイリドプシス属とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ケイリドプシス属の意味・解説 

ケイリドプシス属

(ケイリドプシス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/25 08:08 UTC 版)

ケイリドプシス属
Cheiridopsis sp.
Cheiridopsis sp.
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
: ナデシコ目 Caryophyllales
: ハマミズナ科 Aizoaceae
亜科 : ルスキア亜科 Ruschioideae
: ルスキア連 Ruschieae
: ケイリドプシス属 Cheiridopsis
学名
Cheiridopsis

本文参照

ケイリドプシス属(ケイリドプシスぞく、学:Cheiridopsis)は、ハマミズナ科に含まれる植物の属の一つ。近縁属にフリチア属フェネストラリア属、ギバエウム属などがある。

概要

南アフリカ共和国ケープ州ナミビア全域が原産地の多肉植物である。葉はベルゲランタス属と似ており、三角形に角張って直立するが、先端は尖らない。園芸種には葉色は白っぽくなる種や、アルギロデルマリトープスの様な半円に割れ目が入った葉を持つ種もいたりと草姿のバリエーションに富む。花はハマミズナ科の植物によく見られるキク科の花に似た頭状花序で、花色は白色、黄色、橙色、桃色がある。花は秋頃に見られる[1][2]

栽培方法

生育期は秋~春頃で、日本の高温多湿の夏を苦手としている。梅雨時期からは断水を心掛け、土壌を乾燥させるようにする。耐寒性は多少優れるが(大体3℃くらい)、降霜に遭うと葉がゼリー状になって溶けて枯死するので、冬季は温室や屋内で栽培すると良い[3]

名称について

属名Cheiridopsisの由来は不明。

下位分類

Cheiridopsis purpurata
Cheiridopsis sp.

ケイリドプシス属は100種程度程度が認められる。ここでは栽培される種を抜粋し掲載する[4]

  • 鶴翔 - かくしょう(C. framesii
  • 擬宝珠 - ぎぼうしゅ(C. gibbosa
  • 呉羽 - くれは(C. derenbergiana
  • 翔鳳 - しょうほう(C. peculiaris
  • 青海波 - せいかいは(C. bibracteata
  • 逆鉾 - さかほこ(C. cigarettifera
  • 慈晃錦 - じこうにしき(C. candidissima
  • 神風玉 - しんぷうぎょく(C. sp.)
  • 神鳳玉 - しんぽうぎょく(C. verrucosa
  • 朱蟹玉 - しゅかいぎょく(C. aspera
  • 聖心玉 - せいしんぎょく(C. duplesii
  • 双調玉 - そうちょうぎょく(C. comptonii
  • 大双剣 - だいそうけん(C. caroli-schmidtii
  • 埴生野 - はぶの(C. carnea
  • 氷嶺 - ひょうれい(C. denticulata
  • 碧麗玉 - そうれいぎょく(C. cuprea
  • 凌雲 - りょううん(C. purpurascens
  • 稜峰 - りょうほう(C. luckhoffii
  • 麗玉 - れいぎょく(C. vanzylii

出典

  1. ^ Cheiridopsis N.E.Br. | Plants of the World Online | Kew Science” (英語). Plants of the World Online. 2025年2月25日閲覧。
  2. ^ Cheiridopsis N.E.Br.” (英語). www.worldfloraonline.org. 2025年2月25日閲覧。
  3. ^ ケイリドプシス属(Cheiridopsis)の特徴と種類・育て方”. tanikuchan.com. 2025年2月25日閲覧。
  4. ^ 多肉植物 ケイリドプシス図鑑|PUKUBOOK”. 多肉図鑑 PUKUBOOK. 2025年2月25日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ケイリドプシス属のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ケイリドプシス属」の関連用語

ケイリドプシス属のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ケイリドプシス属のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのケイリドプシス属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS