グリフォン・ホバーワーク_2000TDとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > グリフォン・ホバーワーク_2000TDの意味・解説 

グリフォン・ホバーワーク 2000TD

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/20 01:45 UTC 版)

グリフォン2000TDX Mk.II
リトアニア国境警備隊沿岸警備部隊の保有艇

グリフォン・ホバーワーク 2000TD(Griffon 2000TD)は、イギリスのグリフォン・ホバークラフト社(現:グリフォン・ホバーワーク英語版社)の開発したホバークラフトである。軍用型と民間商用型が存在している。

用途としては、揚陸、警備、旅客輸送、救難、開発支援などが想定されている。

概要

イングランド南岸ハンプシャーに拠点を置くグリフォン・ホバーワーク英語版は、40年にわたりホバークラフトの開発、製造、販売を行っている。また同社は、ホバークラフトに初めてターボディーゼルエンジンを搭載したことでも知られる。

1990年代初頭に開発された2000TDシリーズは、1970年代から軍用・商用の両方で広く用いられていたブリティッシュ・ホバークラフト SR.N6英語版に比べるとわずかに小型で、また大幅に軽量化されていた。ほぼ全ての構造材がアルミ製となった2000TDXはSR.N6の約半分の重量となっている。

2008年には改良型の2400TDが開発された。このモデルは従来機種に比べ速度、積載量が増大し、また障害物を乗り越えられる高さも大きくなっている。

採用国

民生型採用国 

軍用型採用国

イギリス海兵隊のLCAC(L)型エア・クッション型揚陸艇

要目

グリフォン・ホバークラフト社による基本的な数値であり、採用者により細部は異なる

  • 全長 12.7m
  • 全幅 6.1m
  • 全高 3.93m
  • 乗員 1名
  • 乗客 20~25名
  • 積載量 2.2t
  • 稼働時間 10時間
  • 燃費 毎時45リットル
  • 速力 最大積載時に最高35ノット
  • 機関 ドイツAG社製ディーゼルエンジン1基、出力330kW
  • 限界乗越え高 0.73m
  • 最大波高 1.2m

脚注

  1. ^ Airport Rescue Hovercraft”. グリフォン・ホバーワーク. 2023年8月15日閲覧。
  2. ^ Polar Hovercraft "Sabvabaa"”. ベルゲン大学. 2023年8月15日閲覧。
  3. ^ Gardner, Frank. “Colombia forces in hovercraft boost”. BBC News. 2013年7月7日閲覧。
  4. ^ The Peruvian Navy will integrate rotating mounts for Dillon machine guns in three Griffon 2000TD hovercraft”. euro ES Euro. 2023年8月17日閲覧。
  5. ^ galeria zdjęć poduszkowców MOSG”. 2012年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月4日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  グリフォン・ホバーワーク_2000TDのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「グリフォン・ホバーワーク_2000TD」の関連用語

グリフォン・ホバーワーク_2000TDのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



グリフォン・ホバーワーク_2000TDのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのグリフォン・ホバーワーク 2000TD (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS